ウルドの18    メス/黒鹿毛

一口28,000円      厩舎 栗東 高橋亮    生年月日 2018年1月21日
父リオンディーズ 
母ウルド 母の父ハービンジャー

体高 胸囲 管囲 馬体重
154.0 173.5 19.8 441
 

 

リオンディーズ産駒初の出資馬。ドゥラメンテとリオンディーズ産駒には非常に期待している。ただ、東京サラブレッドとシルクの募集馬をみた限り馬体は良いけどどういうわけか動画がどうも個人的には良くはみえなかった。多分サンデーなどを見れば全然違うんだろうし、どちらにせよ2頭とも種牡馬として絶対に成功すると思っているので自分の見る目がないだけなのだろう。

 

その中で自分的に唯一、動画がよく観えたのがウルドの18。動画では写真より肉付きがよく見える。早生まれというのもあるだろうが動きの良さはシルクの出資馬の中でパーフェクトマッチ18と同じくらいよく観えた。全体として良いというかバランスが良いというか欠点がない気がした。動画は苦手なので、うまく言えないが良いと感じた。勘。

 

馬体は牝馬って感じだがよくみると筋肉質。早生まれなので馬体重はそんなに増えなさそうだし馬体自体はそんなに変化はしなさそう。ただ気品があるようには感じている。馬体を見てもだれが出ているのかわからない。キンカメ6サンデー4って感じだろうか。

 

父リオンディーズは競走馬としての能力は競争実績以上に高かったと思っている。キンカメ産駒にしては珍しく気性が非常に荒かった印象がある(ドゥラも)。これは母から受け継いだものだろう。

 

新馬戦は2000mをかかりっぱなしで走りながらも上がり最速で勝利。2戦目の朝日杯は更に衝撃的。たったデビュー1戦の馬がG1を勝てるほど甘くないとみてたし、最後方に位置しているのを見てやっぱりか、と思った。これ以上ない理想的なレースをしていたエアスピネルが完全に抜け出したところから、最後方の大外から捲って勝ったこの馬に驚いたことを今でもよく覚えている。

 

ダービーはたぶん気性的に危ういので意図的にというか仕方なく後方のポジションに下げたように見える。事実前半3Fまでは暴れまくっていた。なんとかその後落ち着いたように見えたが、気性的に下手にポジションを上げることはできず直線向いたときはほぼ最後方。ダービーでは致命的なポジション。ディープなら差し切っていたかもしれないが普通はほぼ勝ちはない。内に進路を取り上り3F最速の時計を出すもさすがに5着が精いっぱいだった。

 

レース自体も (前半3F:35.6-後半3F:34.2)の上り勝負になっては猶更辛かった。それでも前半3Fまで暴れまくっていたにも関わらず上り3Fは最速だった。たらればは禁物ももう少し常識にかかった気性だったならばダービー馬の栄誉はこの馬だった、かもしれない。

 

結局ダービーが最後のレースになったがこの世代で一番強かったのはリオンディーズだったように思う。個人的には(あえて言えばだけど)兄のエピファや弟のサートゥルナーリアより大物感を感じた馬だった。パワーとスタミナが桁違いの競走馬だったと思う。

 

血統構成も素晴らしく濁り一つない配合に感じる。将来的にはドゥラメンテすら凌駕する種牡馬の可能性も感じられるので産駒が安いうちに先物買いしたい種牡馬の代表格。

 

3代母は日本競馬最強馬ディープインパクトの母にしてレイデオロやキタサンブラックなどこの血を通して活躍馬は枚挙にいとまがないほどで、日本競馬史上最高レベルの歴史的繁殖牝馬。おそらく100年後もウインドインハーヘアの血は日本、世界の競馬場で影響力を持っていると思う。個人的にはアーバンシーと比較しうる資格を持つ数少ない繁殖牝馬だとも思う。

 

それだけに3代母と少し遠いとはいえ充分に強力な影響力を期待できる。そこに母がシーザリオというこれもウインドインハーヘアと比べても遜色ないほどの名牝から生まれた父リオンディーズとの仔と言うだけで出資する動機付けになったが、配合上もう一点興味がそそられた。

 

本馬の母父はハービンジャー。ノーザンダンサー系の種牡馬としては久しぶりに日本で成功したような気がする。大成功といっていい。日本でノーザンダンサー系といえば母系に入ってこそ絶大な威力を発揮する印象があり、種牡馬として大成功しているハービンジャーなら母系に入れば猶更強力なのではないだろうか。

 

その父Dansili も種牡馬として大成功しているが更にその父は歴史的大種牡馬のデインヒルでこの血は日本との相性ももっぱらいい。Danzig 系とキンカメとの相性はデータ上良好なので母父ハービンジャーは今後キンカメ系(に限らないけど)との間で多くの活躍馬を送り出す気がする。

 

5代クロスはサンデーの4×4があるだけで血統構成はシンプルで名血の血で固められている感じ。ウインドインハーヘア×サンデーの4×4のクロスは興味深い。

 

調教師はよくわからないがまだ若いのでこれからだと思う。

 

牝馬とは言え、この血統で1400万なら悪くない気がした。馬体や動画もよく思えたからむしろ安い気さえする。初仔なだけに母の繁殖能力が未知(父も未知)なのがまた魅力的で、当たればデカい気がする。

 

シルクの安馬は走らない印象があった(特に牝馬)がディアンドルが走った。この馬は更に200万安いけど走ってもおかしくはない。

 

気性も荒くなさそうだし前向きさがあって賢く見えるのもプラス材料。

 

適性は芝1800m~2400mの間くらいだと思う。

 

 

まとめ

キングカメハメハ、シーザリオ、サンデーサイレンス、アグネスフローラ、ハービンジャー、ウインドインハーヘア と現在の日本競馬を彩る名馬の血がそこら中に散らばっている血統馬。

 

血統の字面だけ見ればスタミナが豊富そうな配合で強ければ桜花賞よりオークスがあってそう。

 

(当たり前だが)走ってみなければわからないが、強くなっても不思議でない募集馬には感じた。クラブ馬のノーザン系の安い牝馬はやたら強いことがたまにあるのでデビューまで夢を見ましょう流れ星

 

 

 

 

 


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