超大型台風の暴風雨にも飛ばない一片の焼肉 | 焼肉竹公式ブログ 笑売日記

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焼肉屋の親父から見た今、世の中のありとあらゆるものを考察して行きます。
もちろん、焼肉を始めとするグルメについても。
脂滴る焼肉の七輪の煙の向こうに、私が見たものとは……。

いつものように入荷したばかりの長ロースに包丁を入れると、こってり乳白色の脂に包まれるようにして、細やかな霜降りの極上サーロインロースが鎮座していました。


最近嬉しいことは、仕事前から「今日も良い肉、美味しい肉をお客様に食してもらおう」と心から素直に思えることです。

もちろん、今までもそうだったのですが、この頃はより明確に、そしてウキウキとした高揚感を伴いつつ、込み上げる気持ちを弄ぶほどなのです。

カッコつけて言うと、気が充実しているといった感じでしょうか。

この道ひとすじに35年ほどでようやく、ベテランの域に入り掛けたと言っても良いでしょう。

まだまだ若造でど素人と思っていたら、いつのまにか年輪を重ねてしまいました。

そしてその気持ち、初心を忘れることなく、初々しい感覚を大切にしながら、身につけたスキルと精神性でこれからも生業を続けていきたいとあらためて決意しています。


お客様の笑顔の度合いが試金石となり、また満足度がバロメータに違いありません。

美味しいものを美味しいと感じることに国境もなければ格差もございません。

その舌と心に、今がたけなわの高校野球の投手のように、最後まで直球ど真ん中の真剣で熱い魂を、超大型台風の暴風雨にも飛ばされずぶれることなく、お客様お一人お一人の胃袋というミットに放り込みたいと息巻いております。