以前読んだ本で、ある医者が健康について話していた。
確かこんな内容だった。

「健康とは、朝目覚めたとき、身体が元気なだけでなく、一日の始まりに喜びの勢い余って叩き起きることだ」

4年ほど前に、一ヶ月間、生まれて初めて入院した時に読み、とても印象に残る言葉だった。
健康と幸福は、切っても切れない関係だ。
幸福は、朝に計測出来る。

昨夜の皆既月食の美しさに感動する以上に、朝日を拝み、感謝出来るかどうか。
幸福なら、周りの事象に感動を覚えられるはずだ。
あの赤みかかった月の神秘的な美は、月が地球の影に包まれるから起きる。
太陽と月の間に浮かぶ地球の位置と在り方が問題なのだ。
また3者の絶妙なバランスが重要だ。
幸福は、そんなバランスを恒常的に維持出来る精神と肉体の天体ショーと言ってよい。

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込み上げる内面の衝動に突き動かされて、主体が行動を起こす。
その行動が美か醜悪か、善か悪か、利か損か、価値を創造し、その判断の基準を持ちたい。

今朝になっても太陽と月に挟まれたままの私はどうか?
うーん、微妙……。

しかし、やるべきこと、やりたいことは今日一日から溢れる程にある。
箕作山の頂上から、青空と町を眺めたい。
久々に、ウォーキング仲間と出会いたい。
ブログの更新は今やっている。
……学びたい。
まだまだ何も知らない宇宙について、もっと知識を拡げたい。
それを知恵に変え、行動に結び付けたい。
くたばるまでに、自分で納得のできる自己と人生を築きたい。
目の前のことを疎かにしたくない。
かみさんや娘と笑顔を交わしたい。
年老いた親に優しくありたい。
すれ違うすべての人と仲良くやりたい。
仕事を通して人に喜んで貰いたい。
それを残されたわずかばかりの人生の予定表に落とし込み、十年後、五年後、一年、半年、一ヶ月、一週間、一日と具体的な夢と行動の計画を立てたいのだが、中々決まらないし、見えてこない。

次の皆既月食までには、地球の影に埋れた人生から見事脱出していられるだろうか?
それは、有名になるとか、金持ちになりたい、社会的な地位を得たいとか、そんな小さなことでないのだけは分かっている。
と言っても、大それたことではなく、もっとシンプルで、誰もが求めている幸福になりたいだけなのだ。

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