靄のむこう・・・ | dekoの徒然日記

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生きていれば いろいろあるけど まだまだ 
生きていかなくちゃならない それならば 
少しでも楽しく生きていこうと思う

大好きという言葉を    


震える心で差し出してみたあの日




貴方のごつごつとした指の関節に男を感じ    心がざわざわとした


貴方の耳に生えている一本の毛が   愛しく感じられるようになった


貴方のくれたメールの文字がただの文字ではなく   貴方そのものに見え始めた


貴方がついたため息に  どうしようもないくらいの愛しさを感じた


貴方の・・・・・・そう何もかもが好きになった




そして大好きが愛してるに変わったあの日


貴方の匂いと私の匂いが一つになった


ゆっくりと私の上を    あなたの匂いが優しく流れていった


色を失った冬の湖面を流れる靄のように


妖しく美しく哀しく秘めやかに這うように流れた


私は  ただただ吐息を漏らしながら


虚空の何かを掴むように手を伸ばす


私は貴方を愛し始めた


この霧がはれる彼方には何があるのだろう


この"愛してる"は   これから何に変わっていくのだろう