39歳になりました。
今年も無事に年を重ねられました。
家族、仲間たち、応援して下さる方々に、ありがとう。
30代も気づいたらあと1年。
なんか色々と変わっていきそうな気がしている。
「四十にして惑わず」
と孔子様はおっしゃったそうだけど、
四十を目前にした俺は惑ってばかりだ。
きっと惑うことが増えるからこその、自戒を込めた言葉なのだと思うことにする。
そして、来年には惑うことのない四十代を迎えられるといいな。
たぶん無理だろうけど。
38歳最後の昨日は、壱劇屋主催の運動会。
STAR☆JACKSファミリーは劇団赤鬼にサドンデスで敗れて2位。
しかし、まさかあんなにも燃えるなんて(^^;;
行澤さん(実は同い年)に相撲で負けたのが悔しかったなぁ。
というわけで、39歳、色々やるべきことはあるけれど、まずは下半身強化から取り組もうと思います(笑)
「君が為〜恋風は楊梅の薫り〜」
終演しました。
ツイッターではやたら長くなりそうなので、久しぶりにこちらに。
て、何ヶ月ぶりだ、ブログの更新(^^;;
まずはじめに。
今作も沢山の方々に支えて頂いて終えることが出来ました。
キャスト、スタッフ、サポートスタッフ、足を運んで下さった皆さん、一口タニマチさん、友人たち、家族…
本当にありがとうございました。
さてと…いくつかの項目に分けて書いていこうかな。
『君が為』
昨年の中之島春の文化祭でパイロット版を上演。
その時点で長編化は前提だった。
ご覧になって気づいた方も少なくはないと思うけど、
故・つかこうへいさんの「蒲田行進曲」へのS☆J版オマージュ。
「君が為」をご覧下さった方は、ぜひ「蒲田〜」もご覧になってみて下さい。
俺が言うのもおこがましいけど、とてもいいから。
『池袋演劇祭』
大賞を頂戴した一昨年以来の参加。
(昨年は招待公演だったので賞レースには関わってない)
近年のS☆J作品は、酒井さん・関さん・生田さん・香織姉ちゃん・太一郎さんなど、強力ベテラン陣が支えてくれている。
これは俺たちのとても大きな財産。
だが、今回は敢えてそこを外して挑んだ。
集団として、もうひとつ成長する為に。
勝負は時の運。
とは言うものの、出たからには勝ちたい。
結果は今月末に出ます。
お楽しみに。
『武市半平太』
昨年に引き続き。
ゲスいともっぱらの評判でした(笑)
先述の通り、S☆J版「蒲田〜」という観点で言えば、武市は銀ちゃん。
史実で見ても、幕末土佐の下士階級という小さなコミュニティのスターだったのだろう。
結果的には、何も成し遂げることなく散っていくことにはなったが。
物語の主人公は以蔵だが、起点はすべて武市。
とことん愛され、故に愛した人たちを振り回していく男でありたいと思った。
『坂本龍馬』
歴史秘話ヒストリアで慣れ親しんだ役。
7チーム7通りの龍馬が出てきたけど、実は絶対に負けてなるものかと思ってた。
ま、勝ち負けではないんだけど(笑)
『吉田東洋』
『勝麟太郎』
どちらも出てくるのは物語の中で1~2回だけど、以蔵や武市の人生を変える役回り。
おまけに同じキャストが演じる。
実は「君が為」の作品の厚みを作っているのは★キャスト。
すごくやり甲斐のあるポジションだった。
『ロングラン』
『スライドキャスト』
今作は東京・大阪ともにキャパ100以下の劇場で上演した。
絶対にその方が熱量が伝わると思ったから。
ただ、それを決めた時点で、興行としてはどう採算を取っていくのか、という問題も。
そこで、浮かんだのが「ロングラン」という方法。
計28公演は、商業舞台で言えば決して長くはないが、
週末だけの公演が大半の小劇場の世界ではロングランといっても過言ではないだろう。
だが、ただ長けりゃいいってわけではない。
興味を惹く公演、何度でも足を運びたくなる公演でなければ勝てない。
そこで思い浮かんだのが、チームが変わる、キャストが変わること。
今までやってきたデュアルキャストをより進化させてみた。
公演自体は毎日継続するけど、キャストは休みも取れる…というデュアルではできなかった面も。
結果的には、各チームの色合いがバラバラになり、
狙ってた以上に楽しんで頂けたのではないかと思ってる。
キャストとしては、色んな役をやらなきゃならん大変さもあったけど(笑)
稽古時間の確保など、課題も見えた。
ロングランは、現時点、目指すべきひとつの道だと思っている。
今回の経験を、今後どう活かしていくか。
それが鍵になってくる。
あ、そもそもの話だけど大前提は、作品に絶対の自信があること。
これに尽きる。
『チーム分けについて』
スライドキャストを組んでいく中で、俺の中では各チームにテーマを持って組んだ。
A…直球勝負
ど定番、オーソドックスに組んだらこれ。
B…変化球
Aの裏返し。山本誠大という根っからの<陽>の役者が芯に入ることで、物語の見え方がガラッと変わる。
東京はAB、2チームしか上演しなかっただけに、この回の真逆さが肝となった。
C…女優回
兵頭祐香・丹下真寿美という同い年の女優二人。
今、とても脂が乗ってる二人と俺は思ってて、その二人を軸にキャスティングしてみた。
個人的に見たかっただけかもしれない。
プロデューサーの特権(笑)
D…S☆Jがほぼいない
S☆Jが俺以外いない回。
俺も主軸の役をやってるわけではない。
それでもS☆J作品にする。
そんな試み。
E…実は一番バランスのいい回
年齢や関係性などを考えると、実は一番バランスがいい。
というか、一番リアル。
F…若手回
未来を創る回。
若手公演と大きく違うのは、先輩陣と同じ役をやるということ。
ロングランだからこそできる試み。
G…ファミリー回
S☆Jファミリーが大半を占める回。
一番劇団らしい公演。
『台風24号』
チャーミー。
こいつのせいで2公演が休演。
Bチームの千秋楽、Cチームの初日が飛んだ。
どちらも満員回だっただけに正直痛かった。
休演の決断は本当に難しかった。
ご覧になれなかった方には大変心苦しいけれど、
休演の決断自体は、間違ってはなかったと信じている。
急遽決定した振替公演はBC混成チーム。
キャストならびに各所属事務所の方々、そしてスタッフ陣が快く協力してくれたことには感謝してもしきれない。
平日の昼間にも関わらず、当日券も含めて満員に近いお客様が来て下さったことも嬉しかった。
1回限りの混成チーム。
座組の良さを改めて感じた回だった。
『一口タニマチさん』
今回もたくさんの方にご支持頂いた。
改めまして、ありがとうございました。
道頓堀セレブさんにアイディア提供した際、SNS上で否定的なご意見がぽんぽんぽんと出た。
あれは、セレブに向けられたものではなく、過去二回開催した俺たちに向けられたものだ。
その際に俺自身の意図や想いも記載させて頂いた。
否定的ご意見もあることもふまえて、
下手すりゃ道頓堀セレブ以上に批判に曝されることも覚悟の上で、それでも開催させて頂いた。
ふたを開けてみれば、過去最高数のご応募。
そして、わざわざ賛同や応援のメッセージまでご応募メールに記載して下さる方が沢山いらっしゃったりと、本当に嬉しかった。
すべての方にご満足いただけることは無い。
一口タニマチさん然り、台風の対応然り。
その中で、何を選び、何を伝えていくのか。
誰も正解を教えてはくれない。
常に自分の中で正解を探すしかない。
難しいけれど、プロデュースをしてゆく醍醐味はそこにある。
『これからの話』
まだ公表できないことは多いけど、大変有難いことにSTAR☆JACKSもCheeky☆Queensも、次の公演はおおむね決まっている。
公演中、夜中にツイートもしたけど(翌朝読み返してアツ苦しくて我ながら苦笑してしまったが)
2トップと言われて久しいS☆Jファミリー。
そろそろそれではいかん…というのが最近の実感。
同時に、そろそろそれが変わっていきそうだという予感。
どんな未来を描くのか。
公演が終わってちょっとホッとしてる今、
落ち着いてそんなことを考える時間も設けようと思う。
まだまだ考えることは色々あるかもしれないけれど、ひとまずこれにて。
「君が為~恋風は楊梅の薫り~」
ご来場ありがとうございました。
そして、今後ともSTAR☆JACKSファミリーをどうぞよろしくお願いします。
さ、後片付けが残ってるぞ…(^^;;