長男の命日が近づき、何故か今年は平常心 | ~緩和ケアやいのち、日々の出来事や想いを~

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3度のがん経験や、がんの患者さんとのふれあい。
昔、白血病で亡くなった長男のことを想いながら、
日々の出来事や想いを書いています。

40年間、毎年ゴールデンウィークの期間は、こころも身体もひたすら家に籠る生活でした。

どうしてもの時は、もちろん出かけましたけれど。

 

今日29日は、数日後に亡くなることになると思わないで、病院からデパートへ洋服を買いに行きました。


昨年までは、

「何故、そんなのんきなことをしたんだろう」と自分を責めてました・・・・。

 

長男の命日と私の誕生日が同じ5月4日。

よく冗談で、「あの日から私は誕生日の

お祝いは無しだから、歳をとらないの」

などと冗談を言っていました。

でも、そうも言っておられないおばあさんになってしまいました。

過ぎてしまえばあっという間ですね。

 

不思議なことに、今年は何故か平常心です。

 

長男に会える日が少しずつ近くなったからかもしれません。

年齢から考えてもネ。

 

今年は、2人の娘夫婦と孫たちが「お誕生日会」を開いてくれるそうです。

 

※子どもさんを病気や事故で亡くされた方にとって、いつも哀しく辛いことと思います。

お気持ちもよくわかります。

死ぬまで、辛いのかなぁと私自身も思っていましたが、だいぶんおばあさんになった今年は、なぜか寂しさが軽くなっています。

不思議です。

 

※今、辛く哀しい思いをされている方、何十年かしていつかきっと気持ちが楽になる日が来ることをお祈りしています。