『オズの魔法使い』作曲家 | 稽古日誌

稽古日誌

NHK名古屋児童劇団公演『オズの魔法使い』
8月12日(土)18:30開演
8月13日(日)13:00/17:00開演
愛知県芸術劇場大ホール

稽古の様子をお伝えします

皆様、
2017年NHK名古屋児童劇団公演
『オズの魔法使い』
稽古日誌ブログをチェックしていただき、
ありがとうございます口笛

どーも、演出担当の、
ばんたくやです。

さて、今回は、
本作の作曲を担当していただいた、
若手作曲家の
山下永眞さんの御紹介です。

まずは、先日、東京にいる山下氏へ電話をかけて突撃インタビュー(対談?)をしたので、
その内容を・・・・

ーはじめましてー
山下氏   
はじめましてじゃないです。


ー本作の数々の素晴らしい曲は、どのように創ったのですか?ー
山下氏   
台本を拝見させていただきまして、最初は・・いろんなことを考えたり、いろいろな曲を聴いたのですが、ばんさんと最初から最後まで声を出してキャラクターに成りきって本読みをしたときに、ワッとイメージが広がりましたね。


ーありましたね・・笑、お互い、気持ちが入りすぎて、台詞の読み方まで議論になりましたよねー
山下氏
あの時間が大きかったと思います。
作家のイメージと、私のイメージが共有できて、キャラクターが深まり、シーンが深まり、
また、台本に描かれていない設定や、ストーリーを聞くことができて。


ーそこは、こだわりました。実は、この曲は登場人物の○○が作曲した・・とか、どういう感情なのか・・とか、言いたい放題ですみませんでしたー
山下氏
いえいえ、やるべきこと、方向性が明確になりました。


ー学生時代から、山下さんとは、舞台を一緒に創ってきたので、お互いのイメージがわかり合えるのが、とても嬉しかったですー
山下氏
あの頃も、いろいろアイディアを出し合いましたよね。お互いを尊重し合いながら。


ーところで、曲に関して、とある曲が、何度も劇中に流れますが、さすが、山下氏という思いですー
山下氏
シーンの雰囲気、意図をふまえて、ときにはクラシカルに、ときにはカントリー風に、ときには荘厳に・・バラエティに富んだアレンジをしています。


ー一度、劇団の高校生のレッスンを見学に来てくれましたよね、印象は?ー
山下氏
・・何て、キラキラしているんだろうと。
オズの本読みを見学させていただいたのですが、一人一人が輝いていて、可能性に満ちあふれている!というのが印象ですー


ー曲の仕上がりも、あの日を境にグッと伸びましたよねー
はい、劇団員の皆様の輝きに、背中を押されました。


ーキャストのみんなは、山下さんの曲で一生懸命稽古してますよ。稽古後は、替え歌なんか、歌っている子もいますし、私含め、あなたの曲のダイナミックさ、繊細さが、ユニークさが、お芝居だけでなく、全体の雰囲気を底上げしてくれてます。ー
山下氏
嬉しいです!もちろん、お客様のことを第一に作曲させていただきましたが、見学以降、より、子どもたちに輝いてほしいという想いで創作しておりましたので。


ー最後に、御来場の皆様に一言お願いいたします。ー
山下氏
台本を拝見させていただきまして、原作のメッセージを大切に残しつつ、
『今』だからできる、そして、稽古見学をした後に、彼らだからこそ表現できる
『オズの魔法使い』だと感じました。
音楽も含め、今、の劇団員の皆様の輝きを楽しんで、応援していただけたら幸いです。


ーありがとうございます。ー


↓プロィール↓

山下永眞 Emma Yamashita



1987年生まれ、東京出身の作曲家。
18歳のとき、独学でプログラミングによる音楽制作を開始。
学生時代に作曲したミュージカルが好評を博したことから、劇団「山下幼稚宴(やましたようちえん)」を結成。東京を中心に中劇場や有名ライブハウスで公演を行い、観客動員数は10,000人以上を記録した。
2016年、本格的にミュージカル創作の幅を広げるべく、新たなる母体「ビエンナーレ」を立ち上げ。音楽業にとどまらず、公演企画・作品のプロデュースなどマルチに活動している。


twitter
@yamashita_emma