悟は、不器用だけれど

誠実で、質実剛健

パワフルなチカラ持ちだったりする。

健太とかは元ホテルマンだから

悟とは正反対。

とにかく、その場の空気感やムード

快適、を演出して好感度抜群だ。

ふつうに誰からも健太はモテモテ。

悟は不器用だけど、ひとの鑑識眼、本質を

見抜くのは、かなり鋭い。

だから、健太の、裏の顔、と、表のチヤホヤが

ありのままわかって

呆れるというか、だけど、たしかに

面白いヤツで、なんだけど

不器用な悟を、テキトーにいじったり

小馬鹿にすることなんかが重なって

ある意味、

悟は健太に憎悪を強烈に抱いた。

仕事の同僚同士の悟と健太だったから

余計にそうなる。

健太の哲学はこうだ。

一旦、ウソやごまかしをしたら

最後の最後までシラを切る。

シラを切り通せるかが、健太のいう

大人力なのだという。

たしかに、そうかも、しれない。

だけど、論理にまやかしと、脆弱性を

かんじる。明らかな、都合のよさ。

最近の原発にまつわるゴタゴタや

公的機関からの、大量の個人情報漏れ

ほかにもほかにも、

大人、社会がまず、対応したことは

健太のいう、ウソやごまかしだった。

なるべく、バレなければ四方丸くと。

そして、メディアや鋭い学者などから

明らかな矛盾や、隠蔽などを明白に

指摘されても、第一ミッションは

シラを切り通すという、

健太の哲学、大人力だった。

いまでも、シラを切り通しているのかも

しれないが、

おかしな意味で、シラを切り通している

集団だけの、なんだか

中国共産党や北朝鮮人民軍のような

張り子の正当性、コロニーがキープされている。

あまりにも、風評被害と称して

一般人の心情の自由を奪い、悪者にし

肝心の永年の原子力政策や東電などの

メリットシステムや結果責任追究は

ないがしろにされる。

なんでもかんでも、どのような、ベクレルが

でても、風評被害、風評被害で

押し通せと、電通や、その上のユダヤか

わからないけれど、ムーブメント、大衆操作を

確立させている。

巧妙な計算、逆ギレロジックから産まれた

風評被害という、四文字コピー。

異論を赦さない、どころか、攻撃を自分に向ける

リバース転換。おそろしいコピーだとおもう。

ホントの臣民感情、命を捧げる兵隊さん/家族

大日本帝国参謀本部、

殺し文句は非国民。

ホンネの国民感情、財産や農地を荒らされた人々

原子力立国推進政府/東電、

殺し文句は風評被害。

構図や論理関係がソックリである。

矛先の流し方が、巧妙で、有無を言わせない。

自分が悪いんだと、大衆はおもうように

仕掛けている。寒気のするコピーである。

たしかに、若い健太が、学んだ

大人の理屈は、その通りなんだろう。

ある意味、健太は素直だ。

大人を見習って、ホテルマンとなり

ウソやごまかしをしたら、

徹頭徹尾、それを翻さない

ギブアップしないで、強靭にシラを切る。

そうなのかな、と、おもう。

そういう、理屈で、キズを舐め合う

コミュニティー、会社、集団は

たぶん、ほとんどだろう。

科学的真理と、宗教集団の真理は違った。

ガリレオが地動説を唱えると

ローマ教会は、激怒、一蹴、無視

だったらしい。

そのとき、ガリレオは、

それでも、地球は動いている、と

言った、。。

本当のこと、誠実さ、ウソのなさを

いつも、悟は生きているから、

まわりからの理解はまばらでも

毎日イキイキとしている。

そんな、悟は、どうやら、純粋すぎるせいか

わからないけれど、サイキックなチカラを

もっている、みたいだ。

深層心理や性格の分析サイトで、そんな記述を

みかけた、こともある。

ここ数年で思い当たるのは、

とくに、激しく憎悪した、相手について、。

トドメを刺している。


健太よりも、チャラチャラに

裏表のあった、若手の上司。

ひどいひどい待遇と誤解を悟は

受けていたのだけれど、

悟も、忘れかけていた頃、異動先で

まさかまさかの降格。

出世コースTOPから、完全に新人クラスの

外回り担当に。

忘れた頃に、トドメ。仕置き。。

そのころには、憎悪もすっかり

ニュートラルだった。

逆に、元上司を励ましたりしていた。


悟にイヤミな捨て台詞を言って、転職した

健太は、半年くらいで、転職先が倒産。

職探しに。

忘れた頃に、トドメ。仕置き。

健太は、新しい仕事先をみつけた。

よかったとおもう。類稀な好感度だからね。

いまでも、年賀状を交わしている。

健太とはいい出会いだった。


むかし喫茶店で働いていたとき

同僚に、仕事の手順を確認

教えていたら、バカにするな、と

一方的に発狂されて、悟が皆から責められた。

援護なしのなか、"自分が君をバカにして

メリットはひとつもない。バカにされた

と思わせたのは済まなかったけれど、

もともとバカにするきもちなど無かったよ。

わかってほしい、"   と伝えた。

まわりの理解がないのは悔しかった。

皆が発狂した側の言い分についていた。

そして、

その15年後、彼はタバコの吸い過ぎで

亡くなった。

忘れた、、とっくに、忘れた頃に、

トドメ、必殺、仕置き。。

一番の原因は、ヘビースモーク。ではある。


べつに、悟だけの怨みやサイキックで

かれらは仕置きされたのでは

ないだろう。ほかにも

無数の悟がかれらのまわりにあったから

天誅されたのかもしれない。

個人情報漏れ漏れや

風評被害ロジックも

いよいよ度が過ぎてきたら

天誅されるのではないかな、と

悟はおもっている。


たぶん関係があるとおもうんだけど

悟はこどもにもつくり笑いとかしないで

ふつうに眺めたりじーっとみつめたりする。

すると、

こどものほうは悟にすごく好奇心をもってくる。

オトナ対こども、よりも

悟 対 こどものほうが、ごまかしがない。

悟自身、こどものころ

オトナの作った表情というのはすぐに

峻別できた。

オトナがこどもに型通り笑うのは

オトナは自己満足、いい人に成れても

こどもには通じていない。

きもち悪い、笑いかお、無理がひしひしと

つたわっている。

こころから、笑ってくれるナチュラルな

笑顔はこどもにストンと受け止められる

ゴミが混じっている笑顔は

こどもはふつう、うけつけない。


窓の外にみえるもうすぐ完成の高架駅。

あさも、ひるも、よるも、

安全第一、正確でウソのない引き継ぎで

数年単位のプロジェクト。

キケンな現場の仕事。


悟は高所恐怖症だけれど

性格的には、建設現場のような

仕事のほうが合っていたかもしれない。

ゴチャゴチャかんがえるのは

シンプル、素朴、誠実、真正

と、そうでないものを

説明したいから。

悟自身は、シンプル回路の人間なんだと

おもう。

加えて言えば、酒タバコもやらないので

低コスト、健康志向なんだろう


(^。^)ね。




ジパング(=^ェ^=)