父の死後、どうしてもどうしても父と話がしたくて、故人と話が出来るイタコとか、霊能者を探して、何人か試しました。

本物かどうかわからないのに、多額は払えないから、10分無料とか、初回クーポン内で試して、料金はかかってないんだけど、みんな違う事を言うので、なかなかコレッて決め手がなくて…。

だけど、そもそも本当だとしても、霊能力のない私には、確かめようがないから、信じたい事を信じればいいだけなのかもだけど、それぞれみんな
本当っぽい所もあり、母にも伝えて検証してみました。

 1人目

「お父様は幸せな場所にいらっしゃって、高い所から、奈々さんの事を非常に感謝を持って見守っています。
“ありがとう!ありがとう!”と繰り返し言っています。
上に行かれると、苦しかった時の事や、そういう記憶は消去されて、楽しかった思い出だけ思い出して、“本当に楽しかった。感謝している。ありがとう!”と仰っています。」

母がお蕎麦屋さんに連れて行った事を悔やんでる、と話すと、
「恨んだりしていない。心を痛めないで欲しい。誰も自分を責めないで。と言っている」との事。

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メール鑑定の占い師さんも成仏していると言っていたし、二人連続で同じ答えだったので、もしかしたら本当に成仏しているのかな?
その方が父にとってはいいのですが、でもあの死に方で何の悔いも残らなかったのかな?と、まだスッキリ腑に落ちなくて、次の人!


二人目

「お父様、すごく悔やんでいらっしゃるように感じる。
奈々さんに対して、もっとああしてあげれば良かった、こうしてあげれば良かったとか、“父親らしくする事が出来なくて、ごめんね”と仰っています。」

 母がお蕎麦屋さんに連れて行った事を悔やんでる、と話すと、
「そこに関しては後悔してらっしゃらない。幸せだったと言っている。病気で苦しむよりかは、苦しい目にあわされなくて良かった、でも残ったお母様と奈々さんが、みんながそこまで泣いてくれるとは思わなかった。」

私が、ボケ老人扱いして、ピンピンコロリを願っていた事を後悔している、と言うと
「お父様はそれを聞いても何とも思っていない。器の大きい人で、聞いても意に介さない。
それよりも、奈々さんが二十代の時にもめた事に傷付いていた。奈々さんが若い頃、些細な言葉で言った一言に傷付いた事があった。その時に比べたら、大したことない。
お嫁に行った時はショックだった。自分のかわいい宝物をとられた気分。
お父様の中では、自分が一番だと思っていた。」

そして、今は
「一番、父親らしくしてあげられなかった事、もうちょっとかまってあげたかったという思いが強いから、そばにいます。
まだ上に上がらず、行ったり来たりしている。
未練があって、今の世界にいたいと思ってる。
お母様の所に行ったり、お母様のそばで話しかけている所が見える
奈々さんの枕元にも立って、どうしたらいいかわからず、じーっと黙って見てる。」との事。

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『父親らしくない』というのは確かに私が昔から思っていた事で、かまってもらえなかったというのも、確かに姉の問題があったので、自分がしっかりしないと、と思っていたから家族とは距離をとっていた。
でもその事に関して、本当に父が自覚して、私が大人になった今でも後悔しているのか?そういう人ではない気もして、結婚した事に関してもショックとかは、普通の一般的な父親なら思うかもだけど、うちの父はそういう風に思う人かな?とか、私は19才から家を出ているから、二十代で父ともめた事はなかったし(高校生の思春期の時は確かに反抗してたけど)ピンと来なくて、他の事も私の言って欲しい事を言ってもらっている気がしました。

三人目と四人目の人は、父と直接会話するのを頼む訳ではなく、父の死から虚しさが続いている、と相談しました。

三人目
③「お父様はすっごく精神力が強い方。
死にたての人が行く領域が宇宙にあって、今はまだそこにいる。
そこで人間として生きた悲しみ、男として強がっていた所を癒してもらっている状態。
すっごく真面目で、修行僧のような人生だった。
死んだ時に、やりきれなかったと、ガッカリしちゃっていた。
だから今は休ませてあげましょう。
こっちがお父さん!お父さん!って言うと、気が休まらないから。家族が嘆き悲しんだりすると、向こうは心配してる、悲しいって見てる。
お父様が亡くなったのは、ある意味人生を全うされた。まっすぐ歩いて生きて来て、その先にあったストーリー。
お父様はお父様で、自分の魂の浄化を、お父様自身が頑張っていかれる。
お父様が癒えてくると、奈々さんも癒えてくる、連帯がある。」

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『修行僧』というのは確かに、ずっと真面目に、死ぬその日まで働いてきたし、母からお小遣いを貰う生活で、世俗的な欲はなく本当にただ誠実に生きていました。
この方からは、「お父様と自分で繋がれるようになれますよ」と言われたけど、そのやり方は教わらなかったのですが、そしたら次の人は、

四人目
④「まだ魂は上がっていなくて、いる。49日は間違いなくいるし、下手すれば100日までいる。
お父様は厳格な人。
お父様からすると奈々さんは逆に、ある種、自分と違う部分が見えて、自慢に思う部分があったみたい。自分とは違うから。」
父と話せるか聞くと、
「食卓の真向かいに、お父様の写真を置いて、お父様か奈々さんが好きな飲み物をそこに置いて、声に出して話しかけてごらん。一方的に話しかけて、話終わったら、その飲み物を飲んでみると、お父様の味に変わってる。
魂は瞬間移動が出来るから、天に上がっても、降りて来たり自由に出来る。
飲み物の味が変わっていたら、魂が自分のそばにあるって事の確認になる。
三回忌ってあるけど、三年は魂のエネルギーが強いから、願えば降りてくる。」との事でした。

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この通りやってみましたが、父ならこう答えるかな?と予測は浮かぶけど、それが本当か確かめようもないし、自分に対しても疑い深い私なので、結局話せば話す程、涙が溢れて、泣き疲れてしまい、目が痛く、頭の奥がジンジンとして、身体がこれ以上耐えられず終わりました。

しかし、父とは私は違うという事は確かで、反面教師にして、父みたいになりたくない!とか父みたいなパートナーは選ばない!と思ったりして、全然違う人生でしたが、父自身が私に対して、そんな風に思ってくれていたのか?自慢だと、本当に思ってくれていたら嬉しいけど、これは本当に父の思いかどうかは『?』。

…そしてこのタイミングに、何かの御告げ?かのように、ココナラから電話相談の2,000円クーポンが送られてきて、故人と話せる人のサイトを見つけました!

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「お父さんは、頑張り過ぎちゃった所がある。
頑固で、自分のやりたい事にはまっすぐな性格。
そういう所をお母さんは、明るい感じで一生懸命ついて来てくれた
お母さんは、よく気がつく所がある人だったと。

亡くなる時は、怖いって感じを思った。自分がどうなっちゃうのか
それにお母さんを付き合わせちゃったと思う。それを申し訳なかったと思う。
お母さん自身を苦しめちゃった。それ(死)に向き合わせてしまった。
その中でも、一生懸命尽くしてくれて、明るく励ましてくれた。

ただ、いろいろ悔いは残る。まだ自分が動ける状態だと思っていたから、何の準備もしない、身の回りの事とか片付け、何も出来ないで、準備が間に合わなかった。

もっと楽しみたかった。お母さんと一緒にゆっくりした時間を、お母さんに味あわせてあげたかったし、いろんなことに対して悔いが残る。
もう一回くらい、お母さんとゆっくりした時間を過ごしたかった。結構、お母さんは口が達者な所があるけど、一緒にいて楽しかったよ。

お母さんは、元気で明るく頑張って振る舞ってきたけど、頑張り屋さんなので、無理をさせてはいなかったか?愚痴や弱音みたいなのを、なかなか吐いてくれないから。
お母さんは口ではやかましい感じの事言っているんだけど、根っこの部分は伝えてきていない気がする。
自分がこれだけ大変だとか、甘えるような感じの事は伝えてこなかった所があるよう。

【成仏しているか?聞くと、】
穏やかな感じでいらっしゃるので、大丈夫。まだ成仏って形ではないけど、天国とこの世の中間地点にいったん行って、そこで天国ではこんな感じの事するんだとかの、システムの説明をされたり、そこで暮らしている。
天国に行く為の準備をしている。

【最後に会った時に、旅行に行きたい話してたのに、一緒に行けなかった事を後悔している、と話すと、】
有り難いと思う。でも天国は、結構いろんな所があって、旅行気分みたいだし、いろんな所を見れて、こっちにもちょくちょく帰って来れるし、だから大丈夫!心配しなくても。自分は天国で楽しめるよ。

【父が亡くなって、こんなに悲しく、寂しくなるとは思わなかった!と話すと、】
お父さんは、カラッとしていて、「親子ってそういうものなんだよね(笑)」って。

私へのメッセージは、
「なーちゃんも頑張り屋さんだけど、無理しないで、お父さんに似て頑固だから、あんまり意固地になってお母さんを困らせないでね」って。

【お蕎麦屋さんに行った事を、母が悔やんでいると話すと、】
大丈夫だよ。それは寿命だったと思って、お母さんにそんな気持ちにさせてしまって、そうなるだろうとは思っていたけど、申し訳なかったと思う。ただそれだけ。
後悔はしていないよ。

自分の生き方、そのもの後悔していないから大丈夫だよ。

最後に、
これからもお母さんと一緒に生きていきたい。
って言うから、どういう意味か聞いたら、天国とコッチだけど、お母さんを見守って、お母さんと一緒に住んでいた時みたいな気持ちで、寄り添って生きていきたい。
生きるっていうのは、天国ではあるけど、そういう気持ちで、これからもいたい。って。


…以上です。
「なーちゃん」って呼び方は、生前何て呼ばれていたか、最初に聞かれたから、教えただけで、向こうの人がすぐわかった訳ではないけど、母の話ばかりだった事に、コレが父だ!!!と、ハッキリとピンと来ました!

この方には、父が亡くなった経緯は教えていなかったけど、母を付き合わせて、死に向き合わせてしまった事、母を苦しめてしまって申し訳なかったという思いは、最後まで父が持っていた気持ちだと思いました。

私が父をこの方を通して呼び出したけど、娘の私の事より、50年一緒に暮らしてきた母を思う気持ち、母がいないと生きていけないような大きな子供のような父、母しか理解者がいなくて、生前も母に感謝していた父、そのものだった。

母にも父の思いを伝えたら、思い出して涙ぐんだそうで、「生きてた時も、優しい言葉かけてくれてたからね。」と。
「本当は来年(今年)くらいに、二人で京都のお兄さんの所に行こうと思ってたのにね。」

それを聞いて、私は三人で旅行したかったと思っていたけど、もしかしたら父にとっては、母と二人でゆっくり過ごしたかったのが本心で、私は20年以上離れて暮らしていたし、私がいると、親としていないといけないけど、母と二人ならもっと気楽で、本当に父が父らしくいられたのかもしれないと思ったら、やっと二度目の親離れが出来そう、と思いました。

今考えてみたら、父は私にちょっと遠慮していた所もあった気がして、私も父に対して少しだけど、気を使ったり、何とも言えない感じはあったけど、私も父も母に対しては遠慮も気も使わず、言いたい事言っても、何とも思わない存在。
お互い、母を通してコミュニケーションが成り立っているような所はあった。

母からしてみたら、姉と私、そして大きな子供のような父の、三人子供がいるようなものだったのかもしれない(笑)

だからきっと、私は昔から父は父親らしくなく感じていたし、父も私に対しては説教じみた事は何も言わなかった。
子供だから、親だから、娘だから、父親だから、…ではなく、母が結び付けた家族のような。
母は知的障害のある姉の唯一の理解者でもあり、それと私は苦手だけど、ちょっと変わった叔母さん(母の妹)とも仲良しで、家は母が全ての人を結び付けている所があった。

父の話だったのに、結局母がスゴイという話になってしまったけど、若い時は、私は家族がみんな嫌いで、高校生の時にお金を貯めて、19才から家を出て滅多に家族とは会わなかった。
…でも、父が亡くなって、こんなに寂しく、悲しくなるとは思わなかった!と父の魂に話したら、
「親子ってそういうものなんだよ♪(笑)」
と言われて、本当に父だったらそう言いそう、と思いました。

私が困った時に、父がお金を出して、助けてくれた時は、「こういう時に家族に頼らないで、いつ頼るの?」と言ってくれたのに、私は父が入院したり、ボケてきた時には、「お母さんに迷惑かけないようにするんだよ!」と言うと、「こういう時に助け合うのが家族でしょ」と言っていた父。
  ごめんね。これからは、お父さんの分も、お母さんの力になるようにするよ!
今度、49日過ぎたら又父の魂と話して、父を安心させてあげようと思いました。

そして、もう涙は出なくなったので、今度こそ前を向いて行きます!!!

因みに、この電話鑑定の方からは、
「これからもお父様を身近に感じながら、生きていって貰えたら、と思います。それが繋がる、ということではないかと思います。身内との会話は、繋がっていると思う気持ちが大切なのだと思います。」と。

今更ながら、父が亡くなってから、改めて家族の絆を実感しました。
本当に“家族”なんだなぁ…。




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