梶さんが一番好きなシリーズ最終作!東映東京「女囚さそり・701号怨み節」長谷部監督を指名し起用 | 東映バカの部屋

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東映製作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!


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皆様、こんにちは。

 

 

休み二日目、曇り空で降雨は有りませんが、本日から数日間は冷え込みが戻るとの予報が出ています。降雪さえ無ければ気にはなりませんが…

 

 

 

さて本日は、別な作品の紹介を予定していたのですが、此方に変更します。

 

 

 

「女囚さそり・701号怨み節」(「梶芽衣子版・女囚さそりシリーズ」第四弾で最終作品)昭和48年12月29日公開・篠原とおる原作・神波史男/松田寛夫/長谷部安春の共同脚本・長谷部安春監督・東映東京制作。

 

 

VHS/DVD化作品で、YouTubeムービー/Hulu/DMM.com/TSUTAYA TV/U-NEXT/Rakuten TV/GYAO!ストア/ビデオマーケット/Amazonビデオ内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

●東映公式・YouTube予告動画

 

 

 

 

 

 

 

原作者であるさいとう・たかお先生が「無理難題を突き付ければ東映は実写映画化を諦めるだろう」「主演は健さん。それ以外の役者陣は全て異人俳優を配し、撮影は全て海外で行う事」と要求したら東映側があっさりとそれ等を受け入れてしまったが為に(東映、しかも岡田名誉会長が「社長兼統括の総代表」の様な状況でしたから「東映らしく、かつ岡田名誉会長らしい話」です)「制作せざるを得なくなった」との話も有る「ゴルゴ13」(「東映版・ゴルゴ13シリーズ」第一弾。撮影地は全篇イランです。さいとう・たかお原作、さいとう・たかお/K・元美津の共同脚本、佐藤純彌監督、健さん主演、東映東京制作。VHS/DVD化作品でYouTubeムービー/Hulu/TSUTAYA TV/RakutenTV/GYAO!ストア内で有料動画配信が行われています)。

 

 

「昭和48年~昭和49年の年末年始興業」に相応しい、娯楽色に溢れた番組構成です。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

●東映公式・YouTube予告動画

 

 

 

 

 

 

余談ですが「劇画の実写版で是非観てみたい主人公」は(もう不可能ですが)「天知茂のデューク東郷」「志穂美悦子の麻宮サキ」の二つです!

 

 

 

先述した「予定を変更し今日はこの作品の紹介を…」の経緯ですが、今朝買い物ついでに立ち寄った書店で…

 

 

 

「真実」(平成30年3月4日第一刷発行。梶芽衣子・著/清水まり・構成/文藝春秋社・刊/¥1350-+税)を見付けて購入した為。

 

 

 

 

 

 

手始めにパラパラと読みたい所を抜き出して行った所、当方ではまだ紹介していなかった当作品の事が書かれていた為です。

 

 

岡田名誉会長の「日活・東映の双方で人気シリーズを確立させた女優は居ない!これは自信を持っていいよ」と云う言葉を受けて「このまま女優を引退して家庭に入ってもいいのだろうか?」と悩み、結果「婚約解消・女優業継続」を決めた事は既に広く知れ渡っている事ではありますが「さそりシリーズ」第一弾はともかく、第二弾/第三弾は「アングラ劇団の流行の影響が色濃い事に対する違和感」が有り、第四弾への出演依頼を俊藤統括から受けた際に(当作品に俊藤統括は名を連ねてはいませんが「どうしても梶君にもう一本「さそり」を遣らせたい」と話された事が切っ掛けです)「梶君は頑固らしいな」と言われたものの難色を示したのだそうです。

 

 

そうしたら「梶君の好きな監督でいい」と言った為「制作をせざるを得ないのであれば長谷部安春監督にお願いしたい」と申し出た結果、長谷部監督は快く受諾。

 

 

更に「話さない役柄」は自ら望んだ物ではあるものの「シリーズ化を想定していなかった事」「第二弾の時点で既に自らの中で消化し切れない状況になっていた事」から「このままでは身が持たない」と「これで本当に最後にして下さい」と東映側にもお願いし承諾。

 

 

 

「俊藤統括の、長谷部監督に対する細かな所迄行き届いた心遣い」「長谷部監督のお陰で細川俊之・田村正和の起用が実現した」「誰が鑑賞しても解る娯楽作品で、本職の監督が手掛けるとこうなると云う見本の様な作品」「東映関係者の中には「あれは「さそり」ではない」と言う方々も居られたが、俊藤統括は「娯楽の点では「長谷部監督のさそり」だな」と仰って下さった」等々「こうした多くの方々の想いに支えられながら完成した」第四弾「701号怨み節」が「シリーズの中で梶さんが一番好きな作品」と書かれていらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

今では逃亡潜伏中の梶さんを追う「警視庁刑事部所属の刑事」過去は「警視庁公安部の一員として、学生運動家等々を取り締まる国家権力中枢の忠実な番犬」だった細川さん。

 

 

「学生運動全盛期に細川さんから拷問を受け、自身の理想を潰された上に男としての生殖機能を奪われた事」を心底恨む田村さんと「現在細川さんに追われる身」である梶さんが「心」で通じ合い手を結び、細川さんに一矢報いる事を決意するのですが、二人の周囲をも巻き込んだ執拗な追跡により結束が緩み、田村さんが再び細川さんから拷問を受けた事が決め手となり梶さんは拘置所に再収監され、遂に死刑台に立たされる運命に!

 

 

しかも(話が前後してしまいますが)逃亡中に梶さんと田村さんは細川さんの自宅に押し入り細川さんの女房を拉致監禁した上に、梶さんの制止を無視した田村さんが女房を殺害!

 

 

更に「女房の殺害」は「梶さんの犯行」となってしまっていたのです。

 

 

既に「死刑の執行日時」が決定していた梶さんでしたが「国が裁く事」ではなく「自製の死刑台で梶さんを処刑し、女房に報いる事」を望む細川さんは「私情完遂」の為に刑務所内の看守達や自身の部下の刑事達を動かし、梶さんを娑婆に連れ出す事(「梶さんが脱走を企て、細川さんの乗用車に誘導させる様に綿密に企てた施策に引っ掛かった」と言うべきか?「梶さんが「巧妙な罠である事」を承知の上で引っ掛かって遣った」と言うべきか?非常に迷いますし「鑑賞された方々其々の判断に委ねてもいい場面」ですが、俺はやはり「後者」と読みますし、同様の見方をされる方々の方が多いと推測します)に成功したのですが…

 

 

果たして細川さんが「私刑」を完遂するのか?梶さんが再び「情念と怨念の塊」となり「敵である細川さんと裏切り者の田村さん」に「死」を下す事になるのか…

 

 

 

俺が「梶さん主演版・さそりシリーズ」を所見したのは大凡25年前で、一度に全作を借りたVHSを一日で連続鑑賞し「現在でも全作品を繰り返して鑑賞をし続けているシリーズ作品」ですが、確かに「従来のさそりシリーズとは一線を画す作品(伊藤俊也監督が演出した世界観と全くの別物ですから当然ですね)ですし「情念・怨念と愛情・人情がほぼ同格で描かれている点」「若干の違和感」を感じたのも事実で「好きな順序」は僅差ではあるものの第二弾「第41雑居房」→第一弾「女囚701号・さそり」→第三弾「けもの部屋」→第四弾「701号怨み節」です。

 

 

しかし「シリーズ最下位」ではあっても元々「水準を大きく上回る作品群のみで構成されたシリーズ」ですし「娯楽要素に制作陣・配役陣の伝えたい熱い想いが物語に大きな力量を与えている点」では、同時期に絶大な支持を得ていた「東映実録やくざ映画作品群との共通性」「観客目線に十二分に応えた関係者達の確かな眼力」を感じ取る事が出来ます。

 

 

ここに「見知らぬ同士だった梶さん・田村さんがひょんな事から共通の敵=細川さんに立ち向かう事になるものの、意外にも脆く簡単に結束が解かれてしまう展開」「死刑台と私刑台を絡め「公人と私人」「職務遂行と私情」の壁を越えてしまった細川さんの暴走ぶりと、生まれ持った顔付に非常によく似合っている冷酷非情な「法の万人ぶり」「身勝手な冷血漢」の二面性」等々「従来のシリーズ作品の世界観をかなぐり捨てて、最終作品と決まっていたからこそ出来たのではないかとも感じる別次元での主張や爽快感」に溢れています。

 

 

 

「好きな監督にお願いし、理想の配役陣を揃え、自身の主観を取り入れても観客目線第一の姿勢を全く失う事無く完成した理由」は、岡田名誉会長が梶さんに贈った「先述の言葉」が有ったからこそでしょうし、梶さんが未だに「我々観る側からの絶大な支持を受け続けているだけではなく、新たなファンを増やし続けている一番の理由」「岡田名誉会長の言葉を常に念頭に置き、肝に命じ、芝居に歌唱に臨んでおられるからに他ならない」と、私感ではありますが思います。

 

 

 

他の出演者は、金井由美・土方弘・大下哲矢・渡辺やよい・初井言栄・楠田薫(役名が「中曽根」と云う苗字の拘置所の所長。東映らしい反骨精神が伺えます)・中原早苗(死刑囚の一人で「静かな最期」を迎えようとしていた矢先、梶さんに出逢い「或る心情」を突き付けられた事が切っ掛けとなり「穏やかな最期」は「発狂状態での死刑執行」となった流れは見物!)・森秋子・根岸明美・土山登士幸・佐藤晟也・伊達弘等々です。

 

 

 

最後に、本日購入した梶さんの書籍の「帯」に書かれていた言葉ですが「媚びない・めげない・挫けない」「(前文は省略します)厳しい世界だからこそ「遣ってやろう」「遣らなきゃ女じゃない」と思った」と記載されており、更に本文最終章「おわりに」の最後を「生有る限り幾つになろうとも、その時に出来る事を精一杯遣って行く事が大切、今、そう思います。七十歳のロック、いいじゃない?遣ってやろうじゃないの!」で締めておられます。

 

 

まだ購入してから数時間しか経ってはいませんが、我々が毎日を生きて行く上で必ずや生かす事が出来る梶さんの経験談や、今の時代にもう一度見直さなければならない様々な物事を教えてくれたり、気付かせてくれたりする書籍であると確信をしています。

 

 

「媚びない・めげない・挫けない」この言葉を知り、肝に命じるだけでも「十二分の価値が有る」と思います。

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