2015.12.17


この日までの一週間は病気だったらどうしよー。治らない病気だったら…なんて結構ネガティブに…

そして、自分が卒業した小学校から目と鼻の先にある総合病院に。

駐車場がとても混んでいた…。



かかりつけ内科の先生に総合病院で診てもらう先生の名前は聞いていたので、HPを見てどんな先生なのか調べてみた。

その先生のモットーを見た私は、私の性格と逆の事が書いてあり、この先生と私は合うのだろうか…不安になってきた。

そんな思いを持ちながら初受診。
私の症状を聞いて、聴診など体を診てくれた。

そして、いくつか検査をすることになった。かかりつけの医者から胸部レントゲンの資料は持っていったのでしなかった。

・尿検査
・血液検査
・心電図
・心エコー
だったかなぁ。

中でも心エコーは初めてだった。何か液体を塗って体にあてるだけで体の中が見えるなんて、医学の発達ってすごい!って思った。


検査が終わって、結果を聞くことに。

診察室に入るまでに緊張していて、最初なんと言われたか覚えていない💦



医者が説明を始めた。
心エコーの画像だと思われる写真を見ながらの説明。

肺高血圧という病気で、心臓から肺に血管を送る肺動脈の血圧が以上に高く、心エコーの結果よりプラス10くらいと考えられるから、73mmHgくらい(正常値30mmHg以下)あるのではないかということ。

それにより心臓が頑張っていて、通常は左心室の方が大きいんだけど、右心室が2倍くらいの大きさになり、それによって息切れの症状がでていること、左心室を圧迫している感じになっていることを、心臓の絵が描いてある本も見せてもらいながら説明された。

この病気にはいろんな原因があるらしい…
①先天性心疾患
②肺動脈血栓症
③特発性
など。

①は手術して治る。
②薬や手術などでよくなる。
③はこれがいちばん厄介で原因不明と言われた。

もっと詳しく調べないとわからないが、私の場合③可能性が高く、その場合は完治はしないこと、将来酸素ボンベと共に生活することになる可能性があること、一般の人より寿命が短いだろうということを、冷静沈着に話された。
原因を探るために検査入院が必要だといわれ、24日、旦那さんにも説明をしたいから一緒に来てほしいと言われた。クリスマスイブだけど大丈夫?と聞かれ、超真面目そうな先生がそんなことを聞くもんだから思わず笑ってしまった。

でも質問をしたのは覚えている。
したらだめなこととかありますかね?と。

すると、重い荷物を持つことや過度の労作はやめたほうがいいと…。

これは仕事上まずい…。
私の仕事は保育士。正直体力勝負なところもある。子どもといっしょに踊ったり、危険を察知したときは素早く駆け寄って対応したりすることもある。
中でも昼食後の片付けの時間はきつい。
素早く机の上を拭いて机を折り畳んで運び、床を掃いて拭いて、ござを敷いて布団を置くという動作を繰り返す。はぁはぁはぁはぁ言いながらしていたので、これは無理かもと思った。

もう一つは妊娠はしてはいけないと。

ネットで事前に調べていたけど、子どもがほしいと思っていたのでこれはさすがにショックだった。

必要なら診断書もう書けるので書きましょうかと言われて診断書を書いてもらった。

帰り際、お酒って飲んでいいんですかね?尋ねた。同窓会の幹事なんですーっていう話をしたら、「同窓会行こうとしてるから元気だわ」って言われた(笑)ベロンベロンはいけないけど、別に飲んでもいいらしい。ちょっと先生とラフな会話もできて嬉しかった。

この先生は必要なことだけを話すけど、とても説明がわかりやすいし、質問したら曖昧じゃなくてしっかり答えを返してくれる。それにクリスマスイブみたいなことも挟んでくるギャップにもやられ(笑)この先生を信頼できるかもと思うようになった。

病院を出て、駐車場ですぐに家族や職場に連絡をした。

数時間後に職場の所長から連絡があり、明日から休んでということだった。
もちろん気を遣ってくれているのだが、どこか寂しい気持ちになった。

病院が終わったら、友人と会う約束をしていたので、友人と会い、旦那のことをちょっと気にしながらも帰ったのは遅い時間だった。気を紛らわしたかったのだろうと思う。



あとから聞いた話では、旦那はその間に肺高血圧について調べ、同じ病気の人のアメブロを全部みたらしい(笑)そのためにアメブロにも登録したらしい。心配してるのに、本人は帰ってこない。そのときの旦那の心境を考えたら、辛くなる。

でも旦那はすぐ帰ってこいなんて電話はしてこない。思えば私と友人が会っているときは昔から電話や連絡はしてこない人だった。



帰ってから、大丈夫?と旦那に言われ、帰りが遅くなったのを謝った。それから診察室での先生との会話をして、長い一日は終わった。