前夫との妊活
前夫は異動で部署が変わり、
私は初異動で支店も部署も変わりました。
ゆるく妊活を始めたものの、
平日は残業か飲み会で遅く、
土日のどちらかは休日出勤し、
残りの1日は倒れるように眠る。
このような生活を私も前夫もしていました。
いつしか会話も減り、すれ違い生活まっしぐら。
どんどん淡白になっていく前夫。
疲れもひどく、
月に1回か多くて2回のタイミングは、
お互い義務感でなんとかかんとか。
愛されているという実感も、協力し合っているという実感もありません。
子どもさえできれば、心の拠り所もできて、
仕事もしばらく休めるのに、なんて考えたりしていました。
そして、生理が来るたびに
孤独で心が沈んでいく。
半年ほど経った頃、
新しい職場での人脈が一定築けたため、
飲み会を減らしました。
仕事も繁忙期を抜け、少し生活が落ち着きます。
しかし、前夫は相変わらずほとんど仕事で、
眠りに帰ってきているだけ。
気付けば前夫とゆっくり話したのはいつか分からないくらいになっていました。
妊活も最後までできなくなってしまいました。
この時、私は仕事よりも妊活よりも大切なものを失ってしまっているということに徐々に気付き始めます。
前夫の限界
ある日、意を決して、
最近ゆっくり話せていないから、
『今後の事について話しをしたい』と伝えました。
前夫は自分の気持ちを話すのが苦手なのですが、
この時は時間をかけて
ポツリポツリと話してくれました。
前夫の説明
これまで〇〇(私)の家族のような
仲良し家族に憧れたし、
〇〇(私)の両親のような理想の仲良し夫婦にならないと!
と思って俺なりに頑張ってきたけど、
俺には無理やった。
〇〇(私)は仕事忙しい中、俺のために家事をしてくれたり、仕事の心配をしてくれたり、好きでいてくれているのを感じている。
〇〇(私)は日常会話とか、
スキンシップとか、たまに出かけるとか、
普通の事を求めているだけやのに、
俺は叶えてやれず、寂しい思いをさせている。
俺の実家は家族がバラバラに過ごすのが普通やったのもあって、
誰かと共に暮らす事がしんどいんやと思う。
俺は結婚してはいけない人間やった。
〇〇(私)の事を嫌いになったとか
好きな人ができたとかではなく、
〇〇(私)を人として好きやし、幸せになって欲しい。
でも、俺は幸せにしてあげられない。
他の男の方がよっぽど幸せにできると思う。
こんな俺で本当にごめん。
私の返事
頭の中がぐるぐる
自己中心的な自分の特性を抑えなくてはと思っていたはずやのに、いつの間にか私の理想の夫婦像を押しつけてしまっていた。
仕事がしんどそうな時に話しを聞こうか?大丈夫?と言っても、相談してもらえなかった。
傲慢で頼りにならなかった。
もっと工夫できたかもしれない。
家族になってしまってできないと言われレスになったし、