日本経済新聞電子版2011/3/12 23:16 の
泥の街、家族は…懸命の救出活動 宮城・気仙沼
「連絡とれない」募る焦り
の中に、
『市役所では各避難所にいる人の氏名一覧を掲示。何枚も名簿をめくっては家族や知人の名を探す人であふれた。「探しています」と赤いペンで家族らの名前を書いた紙が、壁一面に70枚以上張られている。』 という記述があります。
この記事が真実ならば、日経新聞ならびに日経電子版では
直ちに避難者名簿をコピーし記事にして公開するべきではないか。
故郷の気仙沼にいる両親、叔父、甥、姪らの安否・消息を知りたい人たちが日本全国に散らばっているはずである。
名簿が不正確かもしれないから等の配慮はこの際無用であろう。
今は速報性、緊急性が最大限に求められる時だ。
このような名簿があることを目にしながら
コピーして支社に持ち帰る、本社に伝えるための可能な手段をさぐる等のことをしないような記者は記者の名に値いしない。
新聞各紙、報道メディアに携わる方たちは自らの使命を強く自覚し、
あらゆる機会を捉えて一般市民が知りたいと切望している情報を
いち早く伝えることに専心しなければならない。
各地の被災現場を訪れるあらゆる報道メディア関連の人たちにお願いしたい。
一般市民がいま強く求めているのは大きな情報より小さな情報、
町、通り、個人に関する情報である。
大きな情報を伝えることだけに目を奪われていてはならない。
テレビで津波の映像を延々と流されるより
被災現場で集められた小さな情報を私たちは知りたい。
避難場所に入ったら、インタビューする相手はどこの町の住民か、名前は?
その方たちが知っている情報は?など、きめ細かい取材をしっかりやっていただきたい。日本のメディアの水準が今こそ問われている。