冷やし蜥蜴寫眞館-観覧車


ロンジ写真館『蝶の眼薔薇の声』

その3『装置』


写真・文by ronji


出逢った時のことすら覚えていないあなただもの
夏の日の一コマなんてきっと忘れてしまう
そのぶん私はカメラで撮れないその瞬間までも丁寧に記憶しているから
あなたはいつも今だけの私を見てください


『装置』文by 70rock


空中観覧車のように
愛はいつも
始まったところに戻ってゆく。

君と初めて会ったあの日、


さよならを言うために

バーの止まり木をおりた僕を見上げた

君の目が
巣に帰る鳥のように

一直線に

僕の胸に突き刺さってきた。

あの瞬間(とき)のときめきを
僕がどうして忘れるはずがあるだろう。



私70rockと冷やし蜥蜴寫眞館 のロンジさん

とのコラボレーション、

ロンジ写真館『蝶の眼薔薇の声』の第3回です。


月曜の夜にロンジさんの写真と文章をアップ。

その写真と文章に触発されて私の灰色の脳細胞に生れた言葉を書きつけ

1枚の写真と2つの文章を週末の土曜or 日曜に再アップします。


その1『指輪』

その2『紫陽花』