飽和脂肪酸、乳製品のすすめ、ポリフェノール

 

フランス人が日常的に食べてるものには生き物がたっぷり入ってる

バターやオリーブオイル、ニンニクもよく使う

チーズやワイン、ヨーグルトには微生物がたくさん含まれている

フランス人は恐ろしいほど大量のチーズを食べる(一人当たり年間24キロにもなる)

腸内細菌が変われば反応も変わる

生チーズを食べる事で腸内の微生物は変化を始めていた

ラクトバチルス属と菌類であるアオカビの数が大幅に増える

(加工度の高いチーズや加熱調理したチーズにはほとんど微生物が含まれていないので

伝統製法のチーズと同じ効果はない)

値段は高いが品質が優れているのは「エクストラバージン・オリーブオイル」

ポリフェノール含有量が特に高い

 

 

ケトン体ダイエット

糖質が減りグルコース(ブドウ糖)が欠乏した状態になると

肝臓では脂肪酸からケトン体が生成され、それを燃料として使うようになる

このプロセスは燃料源の確保としては効率が悪いが

脳などの重要な臓器にエネルギーを供給し続ける方法として不可欠なものである

 

イソフラボンとエピジェネティクス的効果

イソフラボンは腸内で内分泌攪乱物質(ゲニステイン等)と呼ばれる生物活性化合物になる

 

大豆に含まれるイソフラボンはエストロゲンレベルには直接影響しないが

受容体を刺激して遺伝子を変化させる(エピジェネティックス的)効果がある

 

噛まずに食べると太る理由

通常、よく噛んで小さくなった食べ物が消火器を下に進んでいくと

腸管や肝臓、すい臓、胆のうから食べものの分解に役立つホルモンが分泌される

同時に満足感を伝えるシグナルが脳へと送られる

膵臓はインスリンを分泌して血液中に放出されたグルコースがすばやく細胞に取り入れられるようにする

一方、胆のうは胆汁酸を分泌する事で腸の下流にある大腸の細胞にシグナルを送り

これから届く食べ物の消化の準備をさせる

こうした仕組みでは例えば殆ど噛む必要ないパスタを大量の甘い飲み物で流し込んだりすれば

体はそれに対処する為の正しいシグナルを送る時間がとれない

大量の砂糖は胃に到達すると短時間のうちに小腸に進みそこで大半が吸収される

これによって間違ったタイミングで異常なインスリン反応が生じ

グルコースが分解されるプロセスを変えてしまう

予想外のタイミングで届いた糖に対して不適切な成分の胆汁酸を分泌するよう脳に対して新たなメッセージを送る

その結果、消火器系はひどく乱れた状態になる

腸内細菌はエンプティカロリーの食べ物から栄養素が得られる事を期待して

砂糖をもっと送って寄越せと脳にシグナルを送る

一方、グルコースは脂肪として蓄積されていき多くの場合は内臓脂肪となる