19時過ぎ…スーパーへ向かってトボトボ歩いていたら、横の道から来た女性を見て息を飲んだ。

母と同じような体型で、母が好んで着ていた洋服とそっくりな洋服を着ていた。

また闇が襲ってきた。
ああ~!母さん!母さん!母さ~ん!

その女性の後を歩きながら、泣けて仕方なかった。外出する時は決まって帽子とマスクを身に付けているから良かった。

でも、いくら泣いたって何一つ変わらない…
母が居てくれたから、守ってくれたから、それで幸せな日々を過ごせてきたから、今が生き地獄のように感じてしまう…。

今日の夕方、洗濯物をたたんでいたら、灯油の量り売りの巡回車が近所にやって来た。
巡回のお知らせメロディーを流していたが、それを聞いたら涙が溢れてしまった。

母が健在な時でも、巡回車から流れるこのメロディーを聞くと、もうそんな時期かと考えたり、歌の内容に自分の母を重ねては、しんみりしてたな…。

これからも、毎年聞くかと思うと寂しい思いに駆られそう…。


♪母さんが夜なべをして手袋編んでくれた
木枯らし吹いちゃ、冷たかろうて、せっせと編んだだよ
故郷の便りは届く、囲炉裏の匂いがした♪