大学の願書に書く志望動機



がんばって書いてみた





ここにある要素を残して書きたかった


ここでやってることを活かして書きたかった





人に見せるために



しかも大学の受験の願書



ちょっと余所行きな文章だけど





まぁ、こんなもんだと思います





~志望理由~

は、大学で建築分野に関するサークルに所属し、そのサークルの活動の中で木を使って実際に自分たちでものを造るという企画がありました。約2週間の工期で屋根のあるデッキを作りました。その時の経験が、私が構造という分野に興味をもたせていると思っています。

一番苦しめられたのは、材料が木だったことです。金属材料とは違って使用する木の箇所、刈った時期、木目の流れなどによって強度が異なってくるからです。もちろん、学生だけの力ではどうしようもないので、大学の先生や大工の人達に協力してもらいましたが、それでも簡単なことではありませんでした。

いかにしてコストを抑えるか?出来たものは安全なのか?経済性と安全性。そして、その結果が自分たちの目指す完成形から遠ざかるものであってはなりません。

いくつもの制約や要望、自分たちの理想。それらが切れない鎖のように絡まる中で理想の形を模索すること。授業で聞いていたものの本当の難しさがあり、設計というものの難しさと楽しさを同時に知った瞬間でした。

あの時間の中で一番興味があったのは構造でした。それは理由とかではなくて、やっぱり相性だと思います。ひとつのものを造るという中にある様々な作業を一通り経験してみた中で、構造について考えているときが一番自分に合っていると感じたからです。

その実感を得てから、構造の勉強をしたいと思い、自分の大学の研究室では橋梁システム研究室に入りました。私はこの研究室ではCFRPという炭素繊維で出来ている補修材を扱った疲労の実験をしています。

そして、もっと構造について、設計について勉強したいと思い、他大学の研究室を見て回っていて、横浜国立大学の山田先生の研究室を見学させてもらった時に、この研究室に入りたいと思いました。一番それを実感したのは風速40kmもの強風を作り出せる実験装置を見たときです。他の大学の研究室ではお目にかかれない物です。ここの研究室でしか出来ないということ、スケールの大きなことができるということ。この2つに大きな魅力を感じました。多くの人が構造という分野を研究し、自分もまたその中の1人です。そんな大勢の人間に飲み込まれてしまわないような特別なことができると思いました。

ここの研究室で色々なことを学んで、社会に出ても通用するような設計者になりたいと思っています。だから、私はこの大学を受験することにしました。