さて、ベルリンに泊まって一夜明けました 朝、お出かけ前に、もちろん朝ごはんです ホテル探しの時に、クチコミで、朝食が良かった、というコメントが見られたので選んだと言っても過言ではないホテル(笑)
テーブルのお花は春ですねリンツのイースターチョコが可愛い

ハム類、チーズ類、フルーツ類、すっごい沢山の種類がある~ヨーグルトも数種類、ホットミールも充実、パンも沢山の種類があって、どれも美味しいハード系のパンもたくさんあるし、クロワッサンもちゃんとパリパリ、中もパイ層になったクロワッサン  そしてカスタードクリームのシュネッケ(渦巻きパン)がまた、美味なり~

・・・そして、いつも思う。魅力的なものが沢山あるところは、食べ過ぎてしまうので、よくないのでは、、、と、、、 まだまだ食べたい気持ちがいっぱいで、心残りだったけど、これ以上は 自分を律して、後ろ髪を引かれつつ諦めました、、、(どんだけ朝食レポートに力入ってるんでしょう まだ先は長いのに、、、いかんいかん

と、食いしん坊っぷりを発揮して朝食を堪能し、朝一番で、連邦議会議事堂へGo
 
現在は、内部見学は要予約セキュリティチェックを受けて、制限区域に入ることができました 近くで見るとやっぱり大きい
 
エレベーターを使って、上の全景の写真でちらりと見える、屋上のガラス張りのドームへと上がります 日本語はないですが、英語のオーディオガイドは借りることができます。
屋上に上がって見るドームの外観。大きいんですよ~、拡大してもらうと、中に居る人が螺旋状のスロープを歩いている様子がわかると思い ます
 
中はこんな感じ 中心のミラー状のオブジェ柱が竜巻みたい

 螺旋状のスロープをグルグル歩いて登っていきながら、外の景色を眺めます ソニーセンターやテレビ塔、博物館島、ベルリン大聖堂やドイツ大聖堂、ブランデンブルク門や戦勝記念塔などが見えます
 
ドームの上のの方からの眺め。だんだんと、中心に近づいてる~


さて、議事堂見学を終え、目指すは博物館島せっかくだからブランデンブルク門から東に伸びている「菩提樹の下」という名の大通り、『ウンター・デン・リンデン』を歩きましょう
朝のブランデンブルク門。まだ人が少ないわあ~

そうそう、ベルリンという街の名は、「くまの村」が由来という説があって、ベルリンのシンボルとして至る所にくまの置物があったりするんですが、、、出会うたびに撮っておけばよかったけど、なかなか思いいたらず。朝のゆとりある時間だったので、このウンターデンリンデンで一枚
 
ショーウインドウにも、沢山のくまちゃんが並んでました。カラフルで綺麗だったので、これもつい一枚
 
大通りをずっと東に歩いていくと、立派な建物が、、、フンボルト大学でした

その隣にあった建物。何か知らなかったのですが、なんだか重みと威厳のあるたたずまい。帰って調べてみました、『ノイエ・ヴァッヘ』(←Wikipediaにリンクしてます)でした。

少し抜粋して要約すると、もともとは、1816年にプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世が建築家カール・フリードリッヒ・シンケルに衛兵所として設計させたもの。東西ドイツ統一後に、「戦争と暴力支配の犠牲者のための国立中央追悼施設」として改装された、ということらしいです。
中に置いてある『ピエタ(死んだ息子を抱き抱える母親)』の拡大レプリカ。

オリジナルは彫刻家ケーテ・コルヴィッツが第一次世界大戦で死んだ息子ペーターをイメージして作った1937年の作品だそうです。この彫刻は円形の天窓の下にあり、ちょうど天窓からの光があたってその周辺だけぼんやりと明るく見えました。雨風や冬の寒さにさらされ、第二次大戦で苦しんだ一般人を象徴しているそうです。実際に、何も知らずに見たときも、「悲しみ」という言葉を具現化したようだ、という重い印象を受けました
その先には、ドイツ歴史博物館がありました、こちらも重厚です
 

さて、川を渡りまして、博物館島のエリアに入ってきました。博物館5棟が固まっているエリアのそばに、ベルリン大聖堂が威風堂々といった風情で建っています。その右側後方に、テレビ塔も見えます。
 
入りたいなぁと思ったけど、、、時間がないよね、ってことで諦めました
ベルリン大聖堂前の広場に面して、旧博物館が建っています。
 
博物館島には、5つの博物館があるわけですが、、、強行日程のため、一つだけに絞って見学です。ってことで、旧博物館は、その横を通ったのみ
そして、旧ナショナルギャラリーも、「あれがそうね」と思いながら通り過ぎ
 
新博物館も、同様
 
再び川沿いに出て川を渡り、中洲になってるなぁってことを実感しながら眺めるのが、本日の見学対象、ベルガモン博物館
 
10時Openと、見ていた2冊のガイドブックには書いてあったのに、行ってみたら9時Openだった でも、まだそんなに並ばずにすぐに入れました朝一番に行かないと混む、とガイドブックに書いてあったし、Mちゃんもそう教えてくれてたので。実際、帰るときには上記写真を撮ったあたりまではゆうに続く行列が出来ていたので、訪れる計画をするなら、朝一番をおすすめします

博物館は、日本語オーディオガイドがあって、説明を聴きながらみるのはけっこう楽しかった 写真もいっぱい撮ったけど、大きな見どころのみ。・・・とはいえ削るの苦手な私、増えるだろうな、、、
まずは、なんたって、この博物館の名前が「ベルガモン博物館」ですからね、、、一番の目玉でありましょう、ベルガモンで発掘された、『ゼウスの大祭殿』さすがのスケールです

最初に、模型を紹介しちゃいましょう。またもや、これで、フムフムとどんな建築物だったかの理解を深めた私

この祭壇が設置されている大広間の壁には、ぐるっとこの模型の下段にある、浮き彫りの実物を修復したものが展示されています。この浮き彫りは、ギリシャ神話の神々と、足が蛇になっている巨人族との戦いの様子をモチーフにしたものだそうで、欠けている部分はそのままに、現存する部分だけで修復されているのですが、なかなか迫力があり、そしてガイドの説明も面白かった  
左端の、一際立派な筋肉と、ダイナミックに波打つ衣装を着ているのがゼウス。右手には雷の束を持っているのですって (写真、ギリギリで切れてる)その右側、一人目は打ち破られた後で、その隣のもう一人は、左腕を上げて自分をゼウスの攻撃から庇っている姿だそう。
そして、右側の女神はアテーナー、ゼウスの娘で都市守護者として崇められている戦いの神で、右手で巨人族の若者の髪を掴み、地面から離れんばかりに持ち上げようとしているところ。この蛇の足の部分が地面から離れると、力を失ってしまうそうで、右下にこの若者の母親が、懇願するような表情ですがりついている、という説明でした。

そして、ヘカテーや、槍を持ったアルテミスが真ん中の女神。この右側にはポセイドンがいたはずです。確か、、、
 
帰ってきて、ヘカテーについてとかも調べちゃいました、ギリシャ神話の人間関係、面白いなぁ、、、マニアックになるので、やめときます。ああ、やっぱり長い、、、
大祭殿の階段を登った上の部屋にも、レリーフ等の展示があり、そこでもギリシャ神話の物語が描かれた彫刻の説明があって面白かったですあと、この部屋だけじゃなくて、色々あるけど、ここから触れるのはほんとに大物だけにするぞ

続いての見どころ、『ミトレスの市場門』
 
これが、建物の中にある、っていうのが、すごいですよね~
この手前の床に、大きなモザイク画があって、それも良かったです。

さらに、この門の向こう側に通り抜け、振り返ると、、、古代バビロニアの『イシュタール門』になっています この青い煉瓦に、金色の彩色は本当に美しい

この先(写真を撮る時に立っている背中側)には『行列通り』が続いています。
 
このライオンは、都市を訪れる脅威に対して怖れを抱かせるためのものらしい

出ました、模型です わかりやすいでしょ~


ベルガモンのハイライト紹介はこのくらいにしておきますが。時間は、ゆっくり見たら、いくらあっても足りない感じですね 博物館島にはあと4つ、博物館があるわけですから、本気で見ようと思ったら、これだけで数日確保しないといけません

さて、この段階で、11時半くらいかな。このあとは急いでホテル近くの駐車場に戻り、出発 でも、このまま家に向かうのではありませんよ、、、

まずは、「ベルリンでバームクーヘンと言えば」、この2軒、という話題が初日に出てきましたね 2軒あるなら、1軒しか行かないなんて、、、この私にとって、ありえませんから~
少し街の中心から外れたところにあるお店ですが、創業1878年の『Rabien』というコンディトライです

このお店は、フランクフルトのテニス仲間のみなさんの間でも人気のあるお店で、美味しいバームクーヘンと言えば、「バトホンのコフラーのバームクーヘントルテか、ラビーンのバームクーヘンか」と言われているものこのお店のバームクーヘンは、ドイツ国内各地だけじゃなく、全世界からお取り寄せが出来るんです・・・私は、まだしたことなかったですが なので、テニス仲間のみなさんも、ベルリンでお買い求めになられたり、お取り寄せされたりなどで、召し上がった経験多数のお店なんですよ 私は、噂を聞くばかりの耳年増だったので、今回はとっても楽しみにしてたんです
店内のショーケースの焼き菓子やケーキたちも、あああああああ とっても美味しそう

でも、このお店、残念ながら喫茶コーナーがないみたい お昼過ぎだったから、カフェがあったら、絶対、絶対、ケーキ食べたのに 断腸の思いで、ケーキを食べることは断念しました。。。本当に無念
お目当てのバームクーヘンちゃんたち なんて綺麗で可愛らしいの

でも、ブーフヴァルトで買った分もあるし、さすがにそんなに大量に買っても、、、ブタの素じゃろ、、、ってことで、大型の物は買わずに、一段分がさらにハーフにカットしてある超少量のものに妥協、、、でも、シュガーコーティングのだけではなく、チョコがけのものでジンジャー入りっていう変わったのがあったので、それを食べ比べすべく、2種類購入しちゃった
季節ならでは、イースターのうさぎチョコもとっても可愛い 私が居る間にも、お客さんはひっきりなしで、このチョコたちも売れていってましたよ
 
とまあ、また、コンディトライの説明は力が入りましたわ、、、

さて、ベルリンでの計画していた行程は全て果たしました駆け足だったけど、かなり充実、満足です  ということで、ちょうどお昼過ぎ、ここから帰ると、フランクフルト到着は、夕方になりますが、このあと如何に