米・オバマ大統領は第3次世界大戦を誘発すべく動いているのか? | 21世紀は日本の時代~精神的主柱を確立し自由の大国へ

米・オバマ大統領は第3次世界大戦を誘発すべく動いているのか?

ウクライナ情勢をめぐり、先進7ケ国(G7)首脳がロシアへの追加制裁項目の検討に入った。だが、北方領土問題を抱える上、中露の接近を阻止したい日本としてはロシアを刺激したくないのが本音。このため、G7の共闘を「演出」するための「緩い制裁」に止めざるを得ず、さじ加減に苦労しそうだという。


方向性として、ロシアへの「制裁」は「お付き合い」程度に止めておくのが、我が国にとっては妥当である。

中国とは違い、そもそもロシアのプ-チン大統領には基本的に領土的野心はなく、むしろ自国をより西側に同化させようと努力しているというのが実態だ。

米国や欧州は、ロシアの最近の興隆に関して「冷戦時代に再び突入するのか?」と構えているようであるが、必ずしもそうではあるまい。

かつてのソ連と今のロシアは違う。

むしろ、今一番懸念されるのは欧米の過剰な対応によって中露が軍事的に手を結ぶ事である。

それは、ロシアにとっては必ずしも本意ではないであろうが、オバマが強硬的な対応を取り続け、日本も同じように同調すればそうせざるを得ないという事だ。

中露が軍事的に手を結べば、現在勝てる国はない。

恐らく、その状況では日米同盟は有名無実なものとなり米国が我が国を防衛する保証などどこにもないだろう。

オバマの姿勢は、和平よりもむしろ中国共産党の覇権主義・領土的野心に加担し、世界を再び冷戦時代に逆戻りさせると共に第3次世界大戦を誘発させようとしているようにしか見えない。

まさに自作自演である。

米国にとっては、ロシアを味方にして中国共産党という世界一危険な「債権者」を平和的に解体した方が自国の利益になるはずであるが、やっている事や判断が真逆であるのはどうした事か?

我が国は、日米同盟を堅持しつつもそれに頼りすぎるのは厳に慎むべきだ。

そして、「核武装」を真剣に押し進める事が重要課題になってくる。

その中において我が国は、親日家の多い―米国没落後の大国であるロシアとも手を結ぶ事によって中国共産党の覇権主義・領土的野心を抑え込み、世界の平和を守る役割を果たしていかなければならない。

必要とあらば、ロシアから余っている「核ミサイル」を借りるか、買うかでもすればよい。

我が国は長期的には、TPPに参加する事で米国を買い取った(吸収した)のと同じ事になるので、米国の軍事力も買い取り可能だ。


世界の行く末を決めるのは、没落していく欧米でもいつも膨張しては自滅して滅ぶシナ(今回も同じ)でもなく我が国の行動いかんである事を肝に銘じなければならない。