魔の巣 | 見えない世界の真実が此処に®

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20代の頃、付き合っていた男が、よく連れてきてくれた喫茶店があった。

ごく普通の、昔からある喫茶店。
今時珍しいのかもしれない、喫煙OKで、賭博系のゲーム機がテーブルとなっている。
深夜早朝まで営業していて、サラリーマンやスナック勤めの女性用に用意されているのだろう、やや重めの食事メニューが豊富な店である。

仕事帰り、飲んだ後には、よくここで一緒に食事をしたものだ。もう15年も前になる。

今日は出かけていて遅くなったので、夜食を求め、久しぶりに立ち寄った。

そういえば、ここに来るといつも心が落ちていくような、身も心もくたびれ果て、二度と這い上がれないような絶望的な気持ちになったものだ。
当時、付き合っていた男との関係に希望が持てなかったからだろうか?
まあいい。知り合いが最近この店に入り、美味しかったと話していたな。



思い切ってドアを押してみる。

いらっしゃいませ!

随分と腰の低い店主の挨拶。悪い気はしないが、いきなり求人募集の張り紙が目立つ場所に貼ってあるのが気になった。そういえば15年前に来た時にも貼ってあったな。
店に入ると、やはりというか、後悔した。
何故こんなに…というほどの異臭がするのだ。
調理で揮発したアブラが店内に染みつき、酸化したのだろうか?  いや、それだけの匂いかしら?
テーブルに水も出されてしまったことだし、食べるもの食べてさっさと帰ろう、とメニューを眺めるのだが、一向に内容が頭に入って来ない。

ええーと、生姜焼き?生姜焼きの気分ではないよな…。エビフライ…も食べる気がしない。
そうこうしているうちに、昔感じた嫌〜な、あのどん底の気分に、じわじわと襲われてきた。そして目眩…。

やばい。さすがに長居すべきではないと、店主に謝って店を後にした。

ああ、やはりこの場所は、そうなのだ。

ここは、仕事にくたびれた念や、絶望の念が積もりに積もっている。そして、そのような念を好む魔や、店主が商売繁盛を願い契約した狐が集まり、魔の巣となってしまっている。
また、いくつものホール(霊道)が通っており、ここに来る人々の生きるエネルギーを奪い去っているのだ。
更に…

15年前は、何のことか?と気にする事なく受け続けていた見えない世界の悪影響。今ならこの感覚は!と意味を持って理解できる。
そういえば、彼が好んで連れ回す店はいつもこういう場所だった。明るい気持ちを失わせ、絶望的になり、心が落ちていくような所ばかりだった。
男は信心深く、よく神仏が目に入るとお参りをする人ではあった。
そのように見えない存在に誘われ、知らぬ間に魔と契約を交わして代償を背負い、魔に操られていたのだろう。
そして私は、付き合う事で彼の深い因縁を背負い、苦しみの底無し沼に絡めとられていたのだ。


男から逃げ出して、15年。
気づけば当時の彼の歳に追いついていた。
男から逃げ出して、15年。
見えない世界の影響からすっかり解放され、オトナになった私は、絶望からは遥かに遠い、穏やかで希望に溢れた場所に居る。
***
空腹を抱え、また日曜の夜中でも食事ができる場所を求めて彷徨った。なぜか中心街から外れた、寂れた飲み屋街を巡っていた。
当時勤めていた会社も、男と一緒に飲み歩いた沢山の店もみな、お化け屋敷の様相の空き店舗となっていた。
数年前、灰を被ったようなモヤのかかる虚ろな姿を見たきり、男とは会っていない。
彼はまだ生きているのだろうか。

界見

 

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