双葉山関(時津風さん)は、著書、、、、、
の中で、ある人が評した言葉についてコメントをしています。そのコメントとは、
『双葉山はそんなに強い力士ではない。だがこの人は、どの相手よりもだた一枚強いだけだ』(P115)
です。
この評に対して、双葉山さんは、、、、
『「相撲に強い」といえば、世人はとかく格段の力量の差を頭に描きがちなものです。なるほど、昔から伝わっている強豪力士のように、体力・技術ともに群を抜いていて、相手によっては、まるで子供を扱うようにしたという例もないではありませんが、私の場合はそんな強さはなかったのです。』
と自分自身を評しています。
さらに、、、、
『わたくしは、技量においても、体力においても、べつだん衆にすぐれた素質があったわけではありません。ことに腕力にかけては、むしろ弱いほうだといってもよいでしょう。当時の幕内では大邸山やわたしはいわゆる「非力」の双璧といわれていたくらいです。それだけにわたしは強引な相撲はとれなかったのです』(←「強引な相撲はとれない」先日ブログに書きました怪我をしない要因の一つです。)
といっています。
そして、「力(ちから)」に関して、、、、
『いわゆる「腕の力」と「相撲力」とは違ったものです。力士のなかには、腕力の非常に強いものもあるのですが、ただそれだけでは、自分だけいかに力んでみても、相手にはさほど応ない場合があるのです。』
とのべています。そして相撲力に関しては、、、、
『下肢と腰から出てくる力—要するに体ぜんたい出てくる力で、訓練により、体の充実にともなって、備わってくるものです。』
と述べています。
前半の部分、面白い考察です。柔よく剛を制すというか‥‥
・体力的に劣る日本人が欧米人に勝つためには
・非力な人が勝つためには
などのヒントが隠されていると思います。
後半は、稽古、練習の方法かな??
自信になる稽古の方法かな??
難しいですね。
後半の内容について、もっと研究する必要がありますね。
頭がクリアになったら、後日、お伝えします!!
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