面倒[めんどう]くさい病
科学技術は日々進化し、私たちの生活はどんどん便利になっています。
家の中を見回してみても、ボタン一つで操作できるハイテクな家電製品が増え、家事労働はかなり軽減されるようになりました。
一人暮らしの家庭などでは、外食や、お弁当、できあがりの惣菜[そうざい]を温めて食事を済ませるなど、自分で食事を作る人も少なくなっているようです。
こうした便利さは確かにありがたいことですが、手放しで喜んではいられないでしょう。便利さに慣れすぎると、人間は無精になっていくからです。
最近は、手間や時間を費[つい]やす仕事を敬遠したり、毛嫌いする傾向が見られるようです。これは、いわゆる「面倒くさい病」というものです。
「挨拶や掃除は面倒くさい」「人との付き合いは億劫[おっくう]だ」「気づいていても「まあ、いいか」と先延ばしする」などに、一つでも当てはまってはいないでしょうか。
人間関係やちょっとした仕事を<面倒くさい>と思いそれを避けると、仕事は行き詰まります。今日から「面倒くさい病」を取り払っていきましょう。
今日の心がけ;気づいたらすぐ形に表わしましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>