ジョン君はまだバイト中らしい。
急遽、バイト時間が延びてしまったのだとか。
月曜は2限からなんだから別に構わないだろう、と言ったら、
小学生の登校指導のバイトがあるのですよ。。。
とのこと。
しかも、水曜まで3日連続で。
……遅刻するなよ？
っていう、僕の心を察したのか、こんな話を始めた。
バイト終わったら家まで送ってもらうじゃん？
で、お風呂入ってまた身支度整えて。
それから学校まで行くよ。
自習室で寝る。
だって、寝心地悪い方が眠りが浅くて、朝、確実に起きれるじゃん？
そんで、登校指導が終わったら2限の時間までの約2時間、また自習室で寝る。
2限の終わりから4限の前までの約2時間半、以下同文。
…ってわけで、働いてきます☆
僕の心配は全く消えそうにない。
幸いなことに、今週は土日とも部活は休みで、教授の手伝いもない。
久し振りにまともな週末を過ごせる。
部活も教授の手伝いも嫌いじゃない。
寧ろ好きだ。
自分の休息よりも優先してしまう。
だからこそ、たまに無かったりすると肩の力が抜けて、嬉しい気もする。
僕は休日と決めたら大学には行かない。
行けば誰かしらと顔を合わせることになる。
大学の人間と会ったらもう、一気に平日の気分になるから。だから、休日には大学に行かない。
でも、ジョン君は違うらしい。
彼女は学校が好きなんだ。
学校、というか、「あの」空間が。
高校までは、学校に行きたくてしょうがない、なんて微塵も思わなかったジョン君が。
どうにかして休めないものか、と毎日のように考えていたジョン君が。
それでも、休むことによって「1日分の授業が欠ける」ことが凄く嫌で、
ジレンマに頭を抱えていたジョン君が。
(授業についていけなくなることはない。ただ、変な方向に完璧主義なんだ。あるイミ潔癖な人だ。)
「平日・休日問わず毎日学校に行っている」って……。
曜日感覚も狂うわけだ。
何ともなしに今日の曜日を尋ねたら、
日曜日。
って、即答なさった。
そうだっけ？って返すと、
ん？だって、明日は月曜で、講義あるよね？
などと仰る。
…………君は、もっと「休日」を満喫すればいいと思うよ。
本人がそれでいいならいいんだけどさあ。
日付変わる前に帰ってこれた。
昨夜も帰るには帰れたんだけど、日付跨いじゃったからなあ…。
……っていう話をジョン君にしたら、
奇遇だね。
私も今日は今日のうちに帰ってきたよ。
アヤちゃんは毎日割ときちんと生きてて、私は毎日テキトーに生きてるけど、
意外と生活習慣似てるよね？(笑)
………ホント、笑えるー…。
似ていることは否定しないけど、
僕は「家に帰らない」んじゃなくて、「家に帰れない」んだよ。
何さり気なく仲間作ろうとしてるのさ(笑)。
やっぱり畳が落ち着くな。
教授、研究室も和室にしてくれないかな？
……無理か。
最近、家にいる時間が極端に少なくなった。
個人的な興味から、少々なすべきことが増えてしまったから。
ここ数日は、研究室で睡眠を摂っている。
部活を休めばいいのだろうけれど、
部活は出たい。何だかんだで大好きだからね。
でもそろそろ、布団で寝たいかも。
いい加減身体も痛いし。
今日こそ家に帰る、ぞ。
……帰れるといいな………。
平日だというのに、ジョン君は飲みに行っているらしい。
20:30まで課外講義で、その足で駅前まで来ているのだと。
研究室の同期の可愛い女の子と一緒なのだと、嬉しそうに言っていた。
女の子2人で行くのだから、てっきり入りやすいチェーン店で飲んでるんだと思っていたのだが…。
以下、ジョン君談。
駅前も全く栄えてないんだけど、飲み屋だけはやたらとあってさ。
で、今年度中に駅前、制覇したくて。
どこに行くかは決めてなかったんだけど、取り敢えず、チェーン店は後でもいいじゃん？
大体どんな感じか知ってるし。
だから、個人経営っぽいのが並んでる路地に入って、最初に目についた店にしようかと思ったんだけど。
開けたらスーツのおっさんばっかでさあ。
一緒の女の子が可哀そうじゃん？
「………別のとこにしよっかあ☆」って戸を閉めたら、そのコが、
今、目の前にK先生いなかった？
って。
そしたら中からホントにK先生が出てきて。
スーツのおっさんたちは皆、Y大学の教員と職員だったみたい。
君達、こんなところで何してるの。
……まあ、席空いてるから入って座れよ。
って言われちゃったら、従うしかないからさあ。
結局、そこで飲んでるの。
そろそろ2件目行くかな♪
駅前の居酒屋を制覇する、って、女子大生の言うセリフじゃないよね……。
楽しいなら何よりだけど、あまり無茶はするなよ？
…って、言えればいいのに。(←
