今回紹介するのは、メディコムトイの、5月31日までの受注生産品で、残すところ僅かとなった中嶋製作所の復刻ソフビシリーズ、ブラックパイソン
とピラニアン。
(各税込み6800円)
ブラックパイソンは、黒マントが封入りされるが、ピラニアンにはマントは付かない。
自分としては、ピラニアンには赤マントが似合いそうなので、封入りしてほしかったと思うのだが、ちょっと残念。
ブラックパイソンは、マンガ版では単行本1巻(文庫版1巻)に虎の穴からの第1の刺客として登場する。
これまで69人のレスラーを病院送りにし、日本に来る途中で、ハワイのチャンピオンを半死半生にして来たという。
来日時、空港で記者に囲まれる中、檻から逃げ出したインドで1番デカイ虎をひと睨みでおとなしくさせ、記者会見場まで連れて行き
会見場で出されたビール瓶の底が当たって怒りだした虎をチョップ一発で殺してしまうという凄さを見せる。
この当時、日本でも悪役レスラーとして暴れ回っていたタイガーとの試合は、「悪役決定戦」として、連載当時、日本ではまだ行われた事のなかった、アフリカン=デスマッチというリングを高い檻に囲まれ、一度、リングに立ったら、勝者だけが梯子を使ってリングから出られるという試合方式で行われた。
(ちなみに現在では、「金網デスマッチとして、檻の両コーナーの入口に扉があり、選手が入場すると扉に鍵がかけられる試合方式として行われている)
虎の穴の刺客として、リングでタイガーを殺す為にやって来たパイソンは、開始早々から反則技を繰り出し、タイガーも虎の穴出身の優等生らしく?負けじと反則技を繰り出す。
この反則技の応酬には、テレビ画面を見ていた正統派レスラーの馬場や猪木らは嫌悪感を抱くほど。
やがて、パイソンの体格と怪力による必殺技「パイソン絞め」にかかり、
全身の骨を砕かれそうになるが、辛くも脱出する。
このあと、タイガーの反撃が始まり、反則技を繰り出し続け、ローブに絡まったパイソンの覆面を裏返し、トドメを刺そうというところでちびっこハウスを抜け出し、タイガーの試合を見に来ていた健太が「世の中を反則で、強く生きていこう」
としてる事を聞き、健太を探しに来たルリ子から「正しく生きる事を教えてあげてほしい」と請われ、
タイガーは裏返したパイソンのマスクを元に戻し、あくまで反則技を繰り出すパイソンにたいし、反則技を使わず、最後はバックドロップでKOする。
タイガーが正統派レスラーへの転身を決意した試合となった。
アニメ版では、第6、7話に登場。
キャラ設定やストーリーの流れはマンガ版とだいたい同じであるが、画的にはかなり違ったものになっている。
マンガ版では名前のとおり、黒いマスクに黒のランニングで、素顔は明かされなかったが、肌の色から白人っぽいが、アニメ版では白いマスクに緑色のランニングを着て、肌の色も黒人っぽく変わっている。
体型もマンガ版では少し腹が出ており、デブっぽい感じなのにたいし、アニメ版ではガタイのいい筋肉質のレスラーになっている。
では、ソフビはどちらのイメージで作られたのだろう?
当時のタイガーマスクのソフビシリーズは、マンガ版にしか登場しないレスラーが出ていた事からも、全体的にマンガ版のイメージで出されていた感じがする。
が、だとしたらブラックパイソンの、この体型はなんなのだろう?
当時の技術では太った感じのものは作れなかったのか?
それは、ゴリラマンが出ていた事から考えにくい。
これについては、あくまで推察だが、ブラックパイソンが作られる時にはアニメ版のキャラ設定ができており、資料もあったので、アニメ版のイメージで作られていたのではないだろうか、と思っている。
実際、どうだったかは当時、製作に関わってた人じゃないとわからないが、そういう想像も楽しめるのも、レトロソフビや復刻ソフビの魅力のひとつではないだろうか?
続くザ・ピラニアンは、マンガ版では8巻(文庫版4巻)にNWAから正式に認められたタイガーの覆面世界チャンピオンの座を奪おうとする挑戦者のひとりとして登場。
代々木プールの真ん中にリングを設置したプール=デスマッチでは、
水中からの奇襲攻撃と
鋭い歯による噛みつきで苦しめた。
タイガーの足に噛みついた際には、タイガーのシューズを噛み切り、そこから力まかせに脱出しようと勢いあまったタイガーをプールに落とすと、そこにあらかじめ、ピラニアを放流しておいた上、自身はピラニアの嫌う草の液を全身に塗り込んでおき、タイガーを襲わせる。
が、タイガーはなんとかピラニアの群れから脱出、リングに戻るとピラニアンが身体に塗り込んだ液を落とす為に、寝技を主にした攻撃でピラニアンに逆襲する。
最後は、フジヤマ=タイガー=ブリーカーでキメるかと思いきや、
失神寸前のピラニアンをプールに放り込み、ピラニアに襲わせ勝利を収める。
マスクを剥がされた素顔は、アメリカのプロレス界でブラッシーを上回るかみつき魔、アイアン=タスク。
牙のように尖らせた鉄の入れ歯で残酷な試合をした為、出場禁止となって以来、行方不明となっていたレスラーだった。
アニメ版では、第95話で虎の穴のボスによるタイガー研究の為に呼ばれた、虎の穴のレスラーに設定変更されて登場している。
マンガ版より、不気味な出で立ちになり、試合自体はマンガと同じようになっているが、ピラニアを仕掛けるのがミスターエックスだったり、試合がプールというより底無し沼で戦ってるような感じになっていたり、
素顔がアイアン・シャークというタイガーの虎の穴の後輩・高岡拳太郎(タイガーマスクのオモチャ11参照)の虎の穴時代の先輩だったり、細かいところが変わっている。
余談だが、このピラニアンのソフビ、当時のオリジナルを自分は七五三の祝いに出かけた際、母親に買ってもらった記憶がある。
ガキの頃から悪役好きで、しかもただ強いよりも奇抜なものを好む傾向だったらしい(笑)
とピラニアン。
(各税込み6800円)
ブラックパイソンは、黒マントが封入りされるが、ピラニアンにはマントは付かない。
自分としては、ピラニアンには赤マントが似合いそうなので、封入りしてほしかったと思うのだが、ちょっと残念。
ブラックパイソンは、マンガ版では単行本1巻(文庫版1巻)に虎の穴からの第1の刺客として登場する。
これまで69人のレスラーを病院送りにし、日本に来る途中で、ハワイのチャンピオンを半死半生にして来たという。
来日時、空港で記者に囲まれる中、檻から逃げ出したインドで1番デカイ虎をひと睨みでおとなしくさせ、記者会見場まで連れて行き
会見場で出されたビール瓶の底が当たって怒りだした虎をチョップ一発で殺してしまうという凄さを見せる。
この当時、日本でも悪役レスラーとして暴れ回っていたタイガーとの試合は、「悪役決定戦」として、連載当時、日本ではまだ行われた事のなかった、アフリカン=デスマッチというリングを高い檻に囲まれ、一度、リングに立ったら、勝者だけが梯子を使ってリングから出られるという試合方式で行われた。
(ちなみに現在では、「金網デスマッチとして、檻の両コーナーの入口に扉があり、選手が入場すると扉に鍵がかけられる試合方式として行われている)
虎の穴の刺客として、リングでタイガーを殺す為にやって来たパイソンは、開始早々から反則技を繰り出し、タイガーも虎の穴出身の優等生らしく?負けじと反則技を繰り出す。
この反則技の応酬には、テレビ画面を見ていた正統派レスラーの馬場や猪木らは嫌悪感を抱くほど。
やがて、パイソンの体格と怪力による必殺技「パイソン絞め」にかかり、
全身の骨を砕かれそうになるが、辛くも脱出する。
このあと、タイガーの反撃が始まり、反則技を繰り出し続け、ローブに絡まったパイソンの覆面を裏返し、トドメを刺そうというところでちびっこハウスを抜け出し、タイガーの試合を見に来ていた健太が「世の中を反則で、強く生きていこう」
としてる事を聞き、健太を探しに来たルリ子から「正しく生きる事を教えてあげてほしい」と請われ、
タイガーは裏返したパイソンのマスクを元に戻し、あくまで反則技を繰り出すパイソンにたいし、反則技を使わず、最後はバックドロップでKOする。
タイガーが正統派レスラーへの転身を決意した試合となった。
アニメ版では、第6、7話に登場。
キャラ設定やストーリーの流れはマンガ版とだいたい同じであるが、画的にはかなり違ったものになっている。
マンガ版では名前のとおり、黒いマスクに黒のランニングで、素顔は明かされなかったが、肌の色から白人っぽいが、アニメ版では白いマスクに緑色のランニングを着て、肌の色も黒人っぽく変わっている。
体型もマンガ版では少し腹が出ており、デブっぽい感じなのにたいし、アニメ版ではガタイのいい筋肉質のレスラーになっている。
では、ソフビはどちらのイメージで作られたのだろう?
当時のタイガーマスクのソフビシリーズは、マンガ版にしか登場しないレスラーが出ていた事からも、全体的にマンガ版のイメージで出されていた感じがする。
が、だとしたらブラックパイソンの、この体型はなんなのだろう?
当時の技術では太った感じのものは作れなかったのか?
それは、ゴリラマンが出ていた事から考えにくい。
これについては、あくまで推察だが、ブラックパイソンが作られる時にはアニメ版のキャラ設定ができており、資料もあったので、アニメ版のイメージで作られていたのではないだろうか、と思っている。
実際、どうだったかは当時、製作に関わってた人じゃないとわからないが、そういう想像も楽しめるのも、レトロソフビや復刻ソフビの魅力のひとつではないだろうか?
続くザ・ピラニアンは、マンガ版では8巻(文庫版4巻)にNWAから正式に認められたタイガーの覆面世界チャンピオンの座を奪おうとする挑戦者のひとりとして登場。
代々木プールの真ん中にリングを設置したプール=デスマッチでは、
水中からの奇襲攻撃と
鋭い歯による噛みつきで苦しめた。
タイガーの足に噛みついた際には、タイガーのシューズを噛み切り、そこから力まかせに脱出しようと勢いあまったタイガーをプールに落とすと、そこにあらかじめ、ピラニアを放流しておいた上、自身はピラニアの嫌う草の液を全身に塗り込んでおき、タイガーを襲わせる。
が、タイガーはなんとかピラニアの群れから脱出、リングに戻るとピラニアンが身体に塗り込んだ液を落とす為に、寝技を主にした攻撃でピラニアンに逆襲する。
最後は、フジヤマ=タイガー=ブリーカーでキメるかと思いきや、
失神寸前のピラニアンをプールに放り込み、ピラニアに襲わせ勝利を収める。
マスクを剥がされた素顔は、アメリカのプロレス界でブラッシーを上回るかみつき魔、アイアン=タスク。
牙のように尖らせた鉄の入れ歯で残酷な試合をした為、出場禁止となって以来、行方不明となっていたレスラーだった。
アニメ版では、第95話で虎の穴のボスによるタイガー研究の為に呼ばれた、虎の穴のレスラーに設定変更されて登場している。
マンガ版より、不気味な出で立ちになり、試合自体はマンガと同じようになっているが、ピラニアを仕掛けるのがミスターエックスだったり、試合がプールというより底無し沼で戦ってるような感じになっていたり、
素顔がアイアン・シャークというタイガーの虎の穴の後輩・高岡拳太郎(タイガーマスクのオモチャ11参照)の虎の穴時代の先輩だったり、細かいところが変わっている。
余談だが、このピラニアンのソフビ、当時のオリジナルを自分は七五三の祝いに出かけた際、母親に買ってもらった記憶がある。
ガキの頃から悪役好きで、しかもただ強いよりも奇抜なものを好む傾向だったらしい(笑)