毎度おなじみ、自分が好きなタイガーマスク関連のものですが、今回はオモチャではなく、現在週一で出ている新聞です。
みなさんは知っていましたか?
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自分は、買えもしないのに、たまたま見ていたヤフオクにこれのバックナンバーが出品されていた事で知りました。

現在刊行中という事は、もしやバックナンバーを取り寄せられるかも知れないと思い、販売店に聞いてみたら取り寄せられるという事で、さっそく取り寄せてもらいました。

このMANGA ARCHIVOS(マンガ アルチーボ)は、名作マンガを新聞で読むという事をコンセプトに作られてるシリーズでこれが初めてではなく、前は「あしたのジョー」だったらしい。

このところ、映画とかなにかがあると、アニメや特撮ものの一つに特化した新聞が出されているが、新聞という形態ならではの廉価ながら、丁寧に作られていて、保存しておきたくなるものとたいしたことない作り方にガッカリし、買って失敗したと感じるものとで差が非常に激しい。

タイガーマスクは、マンガやアニメは子供が見るものとされていた時代の作品である。
そのせいか放映当時に出された本が少なく、また、特撮ものにくらべてマイナーである事からアニメブームやレトロブームの時ですら、放映当時を網羅したような本は出なかった。

あのディアゴスティーニすら出さなかったのに、敢えてスポーツ新聞が出した、久しぶりのタイガーマスク関連紙である、この「週刊タイガーマスク」に過分な期待をしていたワケさ。

紙面は24面で構成されており、1面は、連載当時の扉絵をカラーで再現。
フアンにとって、これは嬉しい。

24面(最終面)は、アントニオ猪木らによるリレー形式のコラムと昭和の名レスラー。
おおっ、これもなかなか。
で、いよいよ中身だ!と期待しながら開いてみると…
ガッカリした…。
2面から23面まで、単行本で出た、タイガーマスクのマンガを1面4ページずつ載せただけのものだったのだ。

マンガ関連のものを出してる出版社でなく、新聞社が出すものは、どういう切り口で、どういうライターを使って、当時のどういう資料を出してくれるのかと思っていただけに、とてもガッカリした。

大手新聞社に属するスポーツ新聞社が作ったものがこのレベルかよ、というのが正直な感想。
携帯端末の普及により、紙としての新聞が売れなくなってる現在。
新聞紙を使って、ほかの販路をという試みなのだろうが、この新聞からは、編集側の熱がまったく感じられないのだ。

昔のマンガを利用して、新聞イコール紙という自分達の世代を取り込もうとしてるとしか思えないダメ新聞だった。

ただ、自分としては、タイガーマスクのオモチャに関する事を書く時、これまでは本が広がらないように注意しながら写真を撮っていたが、その必要がなくなるという意味では使えると思っている。