私が外来化学療法室看護について考えていること(前編) | しかたない、がんばろう!~急性リンパ性白血病をいきる~かんごしに生きる~

しかたない、がんばろう!~急性リンパ性白血病をいきる~かんごしに生きる~

2008年春、急性リンパ性白血病 (ALL) になった。
38才独身、看護師18年目…。
がん看護,緩和ケア病棟の経験もあった。
自分が患者になり、初めて分かったこと、実感したことがある。
日々のことと共に、又、今までを振り返りながら、記していきたい。

コスモス看護部理念
患者さんの尊厳を守りその人らしく生きる為の最善を尽くす。
コスモス看護スペシャリストが医療ニーズに対応し、経験と知識を蓄えて、真心の看護を展開する。
右矢印これを外来化学療法室で展開するにあたり必要なことは何だろうか。

コスモス私が思うがん看護 
簡潔に示して頂いているものがありました。
国立がん研究センター中央病院 看護部長 大柴福子さん 看護部長のごあいさつ HPより抜粋
がんという疾患は治療プロセスが長く、それぞれの段階で必要となる治療やケアが異なります。
がんと共に生きる歩みの中で、長い治療プロセスを見渡して、常に患者さんにとって何が重要かを考え、自分の人生を生きられるよう患者さんの可能性を引き出すのが私たち看護師の役割です。
患者さんの「今大切なこと」に着目しながら、病気の進行や家族への影響などこれから先を見越して、「次に起こること」を予測できるのもまた、様々な情報を持っている看護師なのです。


積極的治療期を過ぎ緩和ケアが主体となる時期は、必ずしも安楽で長い時間ではない。
終末期を迎えるにあたり、なるべく悔いの少ない時間を過ごして頂きたい。
これは、遺族のグリーフケアにも繋がり、遺族の医療への信頼や死生観にも影響すること。
外来化学療法で過ごす、予後月~年単位の時間の充実が大切だと思う。
症状コントロールをしっかり行い、効果のある治療が有害事象によって変更となることを可能な限り回避し、長く継続出来ることへの看護は、化学療法の看護として基本である。

近年、「診断時からの緩和ケア」と言われるようになった。
身体的苦痛・精神的苦痛・社会的苦痛・実存的苦痛(スピリチュアルペイン)への全人的ケアがその本質である。
がんに限らず、病と共に生きること人を支える、看護においても根本となることである。


外来化学療法は、他の外来看護業務と本質的に異なっており、診察や処置が終わり無事退室すれば終了ではない。
過去長年入院での化学療法が主体であったが、薬剤の研究や支持療法が充実し、医療費削減の問題もあってそれが外来に移った。
外来化学療法看護において、薬剤投与が安全安楽に終了することが目的ではない。これは単なる行動目標(手段)である。
化学療法と共に生きる生活の安全安楽とQOLの維持~充実に繋げることが目的であると考えている。
全人的ケアを念頭に、がんと共に生きる方の「生活」を看ることが大切である、

その為の知識と技術の習得、熟達に努めることが重要である。

コスモス外来化学療法加算1の看護師要件
化学療法の経験を5年以上有する専任の常勤看護師が化学療法を実施している時間帯において常時当該治療室に勤務していること。
コスモス外来化学療法加算2の看護師要件
化学療法の経験を有する専任の常勤看護師が化学療法を実施している時間帯において常時 当該治療室に勤務していること。
右矢印経験5年に求められているものは何だろうか。