度々このことについては書いてる気がします。

 

私は、看護師として、

一般的な病院の臨床は殆ど経験していないに等しいです。

 

新人時代は、

再発・進行期消化器がんを中心とした病棟にいました。

その当時ではまだ珍しく、

9割以上がん告知・がん再発告知をしていた病院でした。

 

G-CSF製剤(顆粒球コロニー形成刺激因子製剤:グラン,ノイトロジン,ジーラスタなど)も

CPT-11(イリノテカン)も試験段階でしたし、

今や基本制吐剤のカイトリル,グラニセトロンが出始めた時期、

医療用麻薬と言えば塩酸モルヒネ中10mgアンプルと

MSコンチン10mg,塩酸モルヒネ錠・塩酸モルヒネ水(院内調剤)しかなく、

間も無く、

アンペック坐薬やMSコンチンの30mg錠や塩酸モルヒネ中50mgアンプルとか

出来て来た様な時代だったと記憶していますうーん

 

その後、緩和ケア病棟を経験しました。

もう、24年も前になります。

 

緩和医療学会や精神腫瘍科が間もなくスタートする時期です。

今は各種ガイドライン本が揃っていますが、

この時の基本バイブル本と言えば

淀川キリスト教病院のマニュアルくらいだった様に記憶していますうーん

 

一般的ではない看護師経験でした。

 

治ることが前提で、必要な決められた「業務」さえ行っていれば、

患者さんはお元気に退院していく…。

例えば、ストマのセルフケアの手技や生活上の注意は展開しても、

退院後の生活を熟考し看護を展開する必要は必ずしも無い

例えば昔の外科の基本ライン(看護では無く業務)しか見てきていない看護師は、

(厳しい状態の患者さんもいたと思いますが)

終末期への実際は分からない。

 

血液内科は病気の特性から、独自の経過だと思います。

病院や医師の意識によりますが、

緩和ケア(医)との併走がいまだ難しい分野である場合があります。

 

血液内科の経験だけで、化学療法認定看護師クラブになったなら、

「患者さんはいつでもそこ(病棟)にいて、

看護師のタイミングでケア出来るという無意識の意識みたいなもの」は

見直す必要があるのではないかと経験上感じました。

 

病棟や外来の「業務」だけで完結してしまう様な看護はてなマークしか経験の無い看護師と、

まるで「人生の最終段階のプロデュース」の様な看護を

未熟ながらもひとときでもして来た看護師とでは、

視点や視野が違って当然だと思います。

 

「見て来たもの、感じて来たものが違う。」に尽きます。

 

それでも、

その患者さんチューリップ紫ご家族チューリップオレンジに「必要な」看護は、

そんな看護師の経験や思いなどの極めて個人的要素で

マイナス的な影響を受けてはならないのは

言うまでもありません。

 

看護は単なるサービス業ではありません。

音楽音譜鳴らして、お人形ラブラブ飾って、

(問題未確認,未解決なのに)お好きな様に眠ってぐぅぐぅ頂き、

その時の点滴が終われば良いと言う、

一種の外科的業務に近い視点、

もっと言ってしまえば、「リラクゼーションルーム」では不十分です。

 

仮に本当に日常会話でさえ呼吸苦が出るとしたなら、
病態を踏まえて呼吸苦への薬剤は妥当なのか、

適応なら酸素投与を開始するとか、
普段の生活ではどうしているのか、
他のコミュニケーション手段を整えることを考えるなど必要なはずです。

 

私は、急性期,超急性期や、循環器系は特に苦手で十分には分かりません。

学生時代全方面勉強しますが、看護師も万能ではありません。

知らないこと自体は、「極めて悪いこと」ではないと思っています。

分からないことは、(なるべく)分かる様にして、その時その時には臨みます。

 

自分が「知らないこと」を分かっておらず、

間違えた,ズレた認識をしていたり、基本において不十分な看護を展開したりすることは

無責任、罪だと思います。

 

看護師のたった一言、たった一つの行動で、

患者さん,ご家族,他周囲の方々の死生観や

医療への信頼にも影響する場合があること、

ほんの少しくらい意識出来ているものと思っていましたが、

そうではないのがフツウの様です、と感じてしまいますアセアセ

 

「こまめさんの方が色々知っている。教えて欲しいと思っている。」

これが本心なら、私に対する言葉は違うはずです。

私が知っていることは、本当に基本的なことです。

単に、知らなさすぎ、勉強不足、関心不足なのでは…はてなマーク

それと、+ほんの少し、自分の足で実際に色々出向いて得ていったものです。

 

例えば子どもいたらそんな出来ないのは当然のことです。

そのこと自体を、看護師としてご自身でどう捉え、

その捉えに応じて

どう対処・工夫していくかはプロとしては大切だと改めて感じています。

認識しないのも放っておくのも一手ですが、

それなら一生懸命やっている人間に「文句」だけは言えないはずです。