歯科技工士の徒然日記344発表内容をYouTubeにuploadした | 戸矢 隆の歯科技工士だからこそ分かる咬み合わせの真髄 下顎は左螺旋回転してずれて行く

戸矢 隆の歯科技工士だからこそ分かる咬み合わせの真髄 下顎は左螺旋回転してずれて行く

戸矢 隆です。
YouTubeに自身の講演会の様子もアップロードしてます。
https://www.youtube.com/channel/UC5SWEUbyVxYlJ9IAxzfPG2A


2019年11月16日土曜日
午後1時50分
第29回日本全身咬合学会学術大会
開会式が始まった
大会長の挨拶のみで5分足らずでア
ッサリ終わる
私の持ち時間は2時15分までであ
今始めれば20分喋られる
と浮き立った気分も束の間
「定刻までお待ち下さい」
と冷水を浴びせられる
「フライングはダメですか?」
冷たく頷かれて終わる
地球の自転が止まった様な沈黙が5
分間続く

午後2時定刻
空白の5分の後
座長さんがやおら立ち上がり 
座長席に着き
私の口演タイトルと私の紹介が始ま

家族や診療室や技工室の皆さんに言
われていた
大声で早口だと内容が難しいので良
く分からない
それに過激でもある
落ち着いて柔らかく優しく話そうと
心に戒めていた

内容はYouTubeに載せてみたので
是非とも観ていただきたい


手応えは十分感じられた
私が3年前から一般口演で発表し続
けた下顎の左偏位が学会内で一般化
しつつある
日本歯科大の次期理事長とも目され
る小出教授の講演内容も
下顎の左偏位を発表するようになっ
原因は歯科治療に於いて
患者さんがユニットに座り右側に居
る歯科医師の方向に顔を向け少し上
を上げるそうすると下顎は左に偏位
する
そこで咬合調整や補綴物を合わせる
ので
下顎は左にずれると言う説明である
そうすると下顎が左にずれる原因は
歯科治療だけと言う事になる
歯科治療は大きく左偏位を助長しは
するが
それだけではない
歯科治療を受けていない人も左偏位
し続ける
しかし質問は差し控えた
前夜の懇親会でせっかくお近づきに
なれたのである
ポールスプリントの矯正の大家であ
り常任理事の各務先生に
「私の発表はどうでしたか?」
と不躾にもお聞きしたところ
「そういう事も考えなければならん
のだろう」
と言ってくださった
同じく柔整でカイロプラクターで常
任理事の吉田先生には
「話が出来てきたじゃないか」
と言っていただいた

私の咬合理論は持っていかれそうで
あるが
まだ咬合の入り口の前に立ったくら
いである
この先グングンと前に進まなければ
ならない