去年の12月のことなので、ついつい時間がたってしまったのですが、友人たちとゆるーく登山活動をはじめたのでそのレポートをば。
第一回は、神奈川県の丹沢大山。
この大山、紅葉で有名な阿夫利神社があり、由緒ある霊山でもあり、実はながらく憧れていたのですが、登山におそれをなしてなかなか行く機会がなかったのです。
今回は初心者の集まりを山ガールの友人が引率してくれるということで、運動神経悪い芸人の世も末でもいけるかも!?と勇気をだして参加してきました。
バス停のある秦野の駅に朝8時集合。
なのにもうこんなにすごい列!
大山登山って人気なんですねー。バスも超満員でした。
私たちはヤビツ峠から登るルートを選択したため、まずはバスに30分ほど揺られます。
山を登って行くのでくねくねするし、バスも混雑するので、ちょっと酔いそうでした。
気になる方は酔い止め飲んで行くといいかもです。
すでに登山の皆さんで一杯。ここでトイレを済ませて登山の準備をします。
この辺りはサイクリングの名所であるので、バイクの人もちらほらみかけました。
この日は12月8日。まだ冬の寒さが本気をだす手前なのでそこまで気温は低くなかったのですが、山はやっぱり寒い。
なのでトイレに寄ったらさっとしゅっぱーつ。
後で知ったのですが、ほんとの初心者の人は阿夫利神社の方からケーブルカーで登るらしいですね。
今回私たちはすべて徒歩でチャレンジ!
ほほほ、登ったことないからイマイチ大変さが想像できなくて、なかなか大胆なチャレンジということに気がつかずに登り始めてました←
バスですでにある程度登って来ているので、ちょっと登っただけでこんなに見晴らしがいい!
遠くに江ノ島?が。海が広がっていて絶景。
そして引き続き登っていきます。
…
…
階段がおおい!!
この登山を主催した友人が
「大山はきれいに登山道が整備してありますから初心者向けですよ」
といっていましたが、整備されている=階段がめっちゃある、ってことでした…。
はあはあ
はあはあはあ
はあはあはあはあ
心拍数が上がって、息が苦しい…。
運動ができないことで定評がある世も末、すぐに息が上がってしまいます。
もう何百段のぼったんだろう。
ぶっちゃけ、あまりにもつらくて、この辺まったく写真とれてません…。
もう何百段登ったんだろう…。もしや何千段?
「あと2キロくらいだそうですよ、ほらあそこに見えるのが頂上です」
立て看板を見て友人が教えてくれるのですが、私から見えるその頂上の部分が2キロより全然遠く見える…。
とぜえぜえはあはあ歩いていると、ヤビツ峠ルートと、阿夫利神社経由ルートとの合流点が見えて来ました。
ここからは、階段というより、大きな岩場をはって登るような道が多くなります。
すると、目線の先に、サンタ帽をかぶって、ダンボールを何個も積み上げた重たそうな荷物を背負った人があるいています。
後で調べたところ、荷物をしょって売店に届けるお仕事をする人のことを歩荷(ぼっか)さんというのらしいです。
ダンディズム「すごい!重たそうですね」
歩荷さん「水もありますからね、60キロくらいありますよ」
ダンディズム「なんだってー!」
歩荷さん「かっこいいシューズですね。トレイル用ですか」
歩荷さんにシューズを注目してもらえてご満悦のダンディズム。
何を思ったか、
「60キロなら背負っていけばどれくらい大変かわかるはず」
といって世も末を背負って登り始めました。
いや、さすがに私60キロもないです…。
というか普通に登るのもはあはあなのに、人を背負って登れるとかどんだけ体力あるの。
ただ、歩荷さん曰く、荷物より人間のがしがみついてくれる分楽なのだそうです。
さすがに頂上まで背負ってもらうのはチートすぎると思ったので、最後は自分で登って、登頂成功!
頂上にある売店付近で休憩〜。
こちら売店のメニュー。
あたたかい飲み物、お食事、ビールまである!
動いている時はいいのですが、休憩で止まっていると急に体が冷えだすので、世も末は、こちらのおしること焼きおにぎりにしました。
あたたかいものうれしいなー。
山菜そばも本格的。
こちらが大山の頂上。なぜか石がのせられてます。
景色がよくみえる。
あれ?なんか飛んでいるものが…、鳥じゃない?
パラグライダーの人たちだ。
一同「おーい!」
手を振りかえしてくれました。
12月の上空は寒いだろうなーと思ってよく見たら、シュラフみたいなのにくるまって飛んでました。
そうだよねえ。
しかし疑問なのが、降りる位置。どこかに降りたらおもむろにたたんでそそくさとそこから徒歩と電車とかで帰ってくるのだろーか。
景色を堪能し、休んだらあとはくだるだけ。
天狗の鼻突き岩。
なかなか険しい岩場をおりていきます。
てててーっと体重を前にかけて小走りに降りていきます。
途中の大きな杉の木の前で記念写真。
さらにくだっていくと、石段が!阿夫利神社だ!
しかしこの階段、私はOnのクラウドベンチャーでいったので衝撃を吸収してくれて大丈夫だったのですが、友人の男性陣は
「膝にくる…」
と大変苦戦していた模様。
大山登山は登山というより階段トレーニング。世も末学んだ。
神社の裏で湧き水がくめちゃいます。
からのペットボトルもってこればよかったー。
ちょっとだけ飲みましたが、やわらかくて軽いおいしいお水でした。
ルーメソ。
るーめそ!?
まあなんてことはない、ラーメンを横に掲げただけなのですが、ここがあざといのが、
メニューにルーメソって自らかいちゃってる!
確信犯じゃんか!!
もう完全に売りにしてますね。
のせられるままに、ルーメソ前で団子もぐもぐしながら記念撮影。
この橋は「無明橋」といって、渡るときに声をだすと災厄がふりかかると言われている橋なんです。
先にそういう橋があるよときいていたのに、つい忘れてしゃべっちゃう。
さらに降ると今度はお寺が。
かわらけ投げ…。
瓦を投げるのかな?
えっ、的あんなに遠いの!
いやむりむりむり。
というかみんな疲れて投擲できるような体力はなかったのでスルー。
今回は12月とあって、どこにもお花はみえなかったのですが、こちら唯一咲いていた桜の一種?なのかな?
降りていくと、参道の売店が見えて来て、紅葉の残り香が。
出店で友人が買ったさるなし。
世も末お恥ずかしながらこの日までさるなしなるものを知りませんでした。
食べさせてもらいましたが、和風キウイみたいな感じで美味でしたよ。
滋養強壮にもいいみたい。
あっ、こまやさん!
そういえば、「今度大山登るんだー♪」と神奈川出身の友人に言ったら「こまを買うのです」とすすめられたなー。
ただ、世も末がこまより気になったのはこちら。
丹沢大山を登ってきたひと、だそうで。
うん、わかる、疲れてこういう白目になるよね。これ世も末の今の姿ね。
帰りは売店を抜けた先にあるバス停からバスに乗って伊勢原の駅へ。
そこからさらに小田急を乗り継いでまいりました鶴巻温泉の駅。
登山といえば温泉でございます。特に冬の登山にはかかせませんね(とかいって今回が初めての登山の世も末)。