感動日記 四一四八 盆栽について 令和六年三月十四日 | 雨にも負けず菩薩道

雨にも負けず菩薩道

菩薩の心で人生を生きる。

盆栽とは何だろうか。

吾々が植物に語り、植物が吾々に語る大自然の物語のようです。

生きるバランスのようでもあります。

 

美しさの追求でもあり、吾々人間が生きる進路の追求でもあるようです。

枝を一本剪定するにしても当然その木の身になって、果たしてこの枝を剪定する事で枯れてしまいはしないであろうか、より一層美しくこの世に華を咲かせることができるであろうか、などを考えて事に及びます。

まるで人間とのお付き合いのようです。

 

今年のお正月に怪しげな生け花をつくったのがきっかけで盆栽に興味がわきました。

その生け花とは竹の枝を残した容器にススキと葦を飾りカラスウリの赤い実を添え更に辰年との事で天に龍が昇かのように曲がりくねった竹の根を飾ったものです。

ユウチューブで盆栽展を見たり大宮の盆栽美術館にも最近行ってきました。

美術館の園内に小盆栽の販売店もありました。

   

三〇〇鉢位の盆栽が並んで売られていました。

小さな一本の欅の鉢がありました。

幹の太さが2センチほどで高さが20センチほどの鉢でした。

値段を見ると2万円もしていました。

わたしの好きな盆栽は山林の中の下草や小木を刈り取ったいわゆる山林そのものの自然を植木鉢に凝縮したイメージの盆栽です。だとすると欅の小木の寄せ植えなのです。

五月の連休に大宮盆栽村で盆栽市があるようなのでその時に行ってみようと思っていました。

事務所に戴いた木の化石があり石の真ん中に丁度よく穴が開いていたものを生かして盆栽をつくってみました。

穴には南天を植え苔を敷き詰めました。

名前を南天を植えたので「天竺」と名付け木札に書き添えました。

ドックランをやっている知人の所に用があり行った所、片隅に欅の寄せ植えが三鉢も、さっぽってありました。

    

そして枝ぶりや大きさの丁度よさそうな一鉢を戴いてきました。

早速、絡まった下根を取り、枝を剪定し苔を敷き詰め完成しました。

やはり名前を幾通りか考えました。

その名前を「春夏秋冬」と名付け木札をつくり添えました。

見事な出来栄えで正に森の春夏秋冬の声が聞こえてきそうです。