昨日、お客様より「浅煎りの豆はどうして硬いの?」と質問を受けましたので、おさらいを兼ねて説明致します。

まず、コーヒー豆は焙煎(加熱)するとふくらみます。加熱する時間と温度が増えれば、その分大きくなります。この「ふくらむ」についてですが、要するに「コーヒー豆の内部に炭酸ガスが入り、豆内部の気泡が大きくなるためふくらむのです。内部の気泡が大きくなれば、豆自体の繊維質は伸ばされ細くなります。

ですので、浅煎りのコーヒー豆は炭酸ガスの気泡が小さいため、コーヒー豆の繊維質が太い状態ですので、ミルした時に硬くなります。一方、深煎りの豆は、気泡が大きいため、繊維質が細くなり柔らかくなります。焙煎豆を比べてみるとお分かりになりますが、同じ100gでも浅煎りと深煎りでは、全然ボリュームが違います。ドリップした際もお気づきと思いますが、深煎りコーヒーの方が断然「泡」が多く出ます。

また、何かございましたらお問い合わせくださいネ!