釣行記 12 | つくばね鮎毛鉤研究所

つくばね鮎毛鉤研究所

清流の女王と言われる鮎を毛鉤でつる方法を”ドブ釣り”と言います。鮎がなぜ毛鉤に食いつくのか、どのようなデザインの毛鉤が効果的なのかを毛鉤を自作して研究しています。鮎の毛鉤釣りを科学しています。

 6月1日は26日のリベンジをもくろんで人気の少ない岡本のポイントへ直行したのですが、S氏とともに完全な返り討ちに合い2時間で退散しました。環境的には鮎がいるべき所なのですが、なぜかいません、雑魚ばかりでした。

 真っ直ぐ帰るのもシャクなので、20分かけて那珂川のマホロバ前へ行く。

水量がやや多く、足元のブロックの間にはカナダモやカワシオグサが大繁茂していて、昨年とは大違いでした。多くのドブ釣り師は下手の浅い開きに立ち込んでいますが、見ているとほとんど柳葉ばかりのようです。何時ものように階段下のブロックの先を探ってみても時々小学生サイズがつれるだけでした(針はやはり“日の出”でした)。アオノロが原因で新鮮な垢が少ないためか、今年の鮎は全員真っ白!あの金色鮎は何処へいったのでしょうか?

 ここで何とか中学生サイズを含め20尾を越えたので、釣り友のN氏と上流の別のポイントを見に行きました。箒川合流の深みは消えていましたが、岸寄りの大岩の間がおもしろいので後日のお楽しみとしました。テトラブロックの壁を越えて行くのはつらいものです。でも、そのために週二回筋トレしています。

 次は少し下がって、渡り石で区画された最上部の区画の上を覗いてみました。流れが速いためか、底石にアオノロが着いていません。シメシメです!N氏と並んで試しに竿を入れてみると3流し目で中学3年生ほどの若者がやってきました。風が強く竿のコントロールに苦労しながら16時頃までやりました。働き手は時期的に定番の“青ライ元黒”でした。もちろん自作毛鉤です!型は小振りながら揃っていました。ここで15尾ほど釣って納竿しました。下手の階段前では地元の連中が夕釣りに突入していましたが、どうなったかな?