福島や東京で必死に生きる人々の生の声

~無関心は身を滅ぼすことにやっと気がついた!



$wantonのブログ




中下大樹さんのブログより、以下抜粋引用 

http://ameblo.jp/inochi-forum/entry-11371009393.html


福島で必死に生きる人々の生の声を、
了承を得た方のみですが、ツィッターで呟いています。



福島県民200万人の中のごくわずかに過ぎませんが・・・

https://twitter.com/nakashitadaiki



反響の大きかったものを、ブログにも転載します。



ご興味のある方は、是非、ご覧ください。



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福島市の仮設・80代の女性

「除染なんて、私達が若いころ(戦時中)、強制的に竹やりを
持たされて鬼畜米兵と言わされていたのと本質的には同じ。
小手先だけの対応で、何の意味もないことは皆、分かっている。
でもそれを声に出すと、非難される。同調圧力だよ」


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南相馬市60代男性

「自宅一軒、竹中工務店に560万円で除染を依頼し、
現場の下請けはピンハネされまくって、70万円で作業をする。
末端の作業員は日当約8千円。除染が終了したら仕事がなくなるから、
皆、いい加減な仕事しかしない。それで雇用が確保され、経済が回る。
それが除染ビジネスの実態」


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いわき市仮設60代男性

「原発で30年働いてきた。でも今は被曝して働けない体。
人は目の前の現実が辛いと、現実逃避するんだ。
将来の事なんて、意図的に考えないようにしている。
酒を飲んでカラオケを歌って気晴らしをするけど、
いい年したオヤジが何やっているんだろう?と思って、情けなくなる」


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いわき市仮設60代男性

「どうしたら原発が止められるかって?そんなこと簡単だ。
もう一回どっかの原発が爆発して土地が汚染され、
人が住めなくならないと原発を止めることは無理じゃないのか?
アメリカ・財界・官僚が政治家に圧力をかけている構造も問題だがな」


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大熊出身・福島の仮設入っている70代Aさんが言う

「冬に出稼ぎに行かずに、安定した暮らしを得る為、
子供や孫と同じ場所でずっと暮らすために、
俺たちは原発を受け入れた。

豊かな暮らし、安定成長を求めて原発を受け入れた。
そしてそこで俺はずっと働いてきた。
それがこんな事になるなんて・・・・」


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いわき市仮設70代男性

「被災者と言っても、状況は皆、違う。
家族が死んだ・家族が生きている人、仕事を失った人
・仕事がある人、家を流された人・家がある人、
帰る場所がある人・帰る場所がない人、
カネがある人・カネがない人・・。

確かな事は、震災前からあった格差が今、露呈しているという事」


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南相馬市50代女性

「私は最近、放射能より、
人間の方が怖いと思う時がたくさんあります。
ここ福島では、放射能の話をするだけで、圧力がかかる雰囲気が
一部に蔓延しています。

命がけで、
放射能の問題を意図的に考えないようにしている人がいっぱいいる。
一種の思考停止状態。それは自分を守るため?」


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福島の仮設・70代男性

「原発でずっと働いてきた。しかし、危険な仕事は下請けに回していた。
山谷や釜ヶ崎のような寄せ場から労働者が連れてこられていることを、
俺達は知っていながら、見て見ぬふりをしていた。

事故が起こった今、改めて考えると、
俺も東電と一緒で、加害者なのかもしれない」


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福島・中通り60代男性

「ラジオを聞いてひっくり返ったよ。
放射能に負けない子供になろう!って福島県教育委員会が
ラジオで呼びかけているんだもの。

中通りの住民は、被害者という意識が薄い。
だから教育委員会は、県外に避難した人を非難するんだ。
もうマスクをしている人も、ほとんどいないよ」


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南相馬市・20代女性

「今まで原発の勉強とかしたことない。
でも、東電の下請け会社で働いている旦那が被曝して、
入院してから、やっと目が覚めた。

311以降<誰かが何とかしてくれるだろう・安全だ>と、
放射能を浴びまくっても他人事のように考えていた。

無関心は身を滅ぼすことにやっと気がついた」


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いわき市仮設・40代女性

「仮設で中高年の男性の自殺が起きた。明日は我が身・・・。
でも、生きていればいいことがあるなんて、
口が裂けても子供達には言えない。

明るい未来なんて、ここ福島では絶対にありえない。
普通に生きて、当たり前に暮らせることが、
こんなにも難しいことなんて思わなかった」


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南相馬市・20代女性

「友達の女の子が中絶をしたという話を聞くたびに、
私も子供はムリって思ってしまう。

旦那や姑は子供が欲しいみたいだけど、
もう福島では子供を育てられない。

線量計で自宅周辺を図ると、ビックリするよ。
子供を産んでも、どうせ外で遊ばせられないから、
子供も可哀想だよね」


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南相馬市・20代女性

「原発事故以来、国・政治・東電は最悪と、ずっと他者を批判してきた。
でも良く考えてみると、私は選挙に一度も行った事はないし、
新聞も読まないし、テレビはお笑いだけしか見ないし。

原発近くに住んでいながら原発の事なんて全く知ろうとも思わなかった。
今思うと恥ずかしい」


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(大熊出身)会津若松仮設住宅・60代男性

「さあ考えてみて。仕事もカネも産業も何もないただの田舎町が、
原発を誘致することによって、莫大な恩恵が手に入るんだよ。

目の前にニンジンをぶら下げられて、
それを断れる人がどれだけいると思う?

カネで動かない人間もいると思うけど、全体の中の一握りだろ」


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福島の仮設住宅・50代男性

「仙台に行った。全国から建築関係者が集まり、
復興バブルのような状態になっている。

儲かってしょうがないって飲み屋で言っている経営者のような人が
いたけど、心ではそう思っていても、言葉に出してほしくないね。

だって、ここ東北では相当な数の人間が死んでいるんだよ。」


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福島の仮設・50代男性

「知人の男性が2名、ここ数カ月で自殺したよ。
男は仕事や家族を失うと、本当に弱い。

今まで名刺の肩書きだけで勝負してきたのに、
311を機にゼロになってしまった。俺も今は無職。

仮設の集会所でサロンとかをやっているけど、
大の男が一人で参加できると思うか?」


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福島の仮設・20代女性

「子どもがいるので被ばくについて勉強したいと思い、
県内の講演会等に行くようにしている。

しかし偉い先生の講演会は、
「放射線量はほとんどゼロ」「内部被ばくなどない」
「福島は大丈夫」ばかり。正確な情報が、手に入らない。

それを声に出すと、さらに非難される」


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(大熊出身)会津の仮設・60代男性

「もう覚悟はできている。瓦礫の処分場は、
原発周辺の地域にするしかないだろ。
だって、もう人が住めないんだから。

除染なんかする金があるんだったら、原発周辺の土地を買い上げて、
そこに瓦礫処分場を作ったらいい。

地元住民は、誰も大熊に帰れると思っていないもの」


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南相馬市・50代男性

「東電や国のやり方は最低だ。人を人とも思っていない。
でも、俺も今までずっと東電にぶら下がり、国に依存して生きてきた。

一番悪いのは、俺の主体性のない生き方だ。
思考停止に陥り、今さえ良ければいい、自分さえ儲かればそれでいいと、
臭いものには蓋をしてずっと生きてきた」


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福島の仮設・70代男性

「若い世代にとっては、福島から逃げるのが一番の選択肢じゃないか?
未来のある若者には、是非逃げてほしい。

しかし、俺達のような年寄りは、今更逃げてもねぇ。
生まれ育った故郷で死ぬまで暮らしたい。

でも、それは自分で決めたこと。どうなっても覚悟を決めているよ」


-------------------- 以上、引用終わり -------------------------




東京のある一人の女性の方より

■東京にいる者として

正直、木下氏のレポートさえかなり甘いです。
このところ、スタッフの肌の劣化が一様に激しく体調不良も多々。

犬も突然転ぶ、血糖値の急上昇、
ウイルスや菌類もないのに便に鮮血混じり…。
全て客先でのここ2週間内の情報。

水道水飲ませている家庭は顕著です。
生態濃縮、かなりヤバイ。




  わんわん
管理人

福島のみならず、関東、東北といった地域の様々な問題を語る際には
慎重にすべきと、最近、痛切に感じています。

簡単に、直ぐに避難しなさいと言う前に、
何か大切なものが抜け落ちていると、ずっと感じて来ました。

何のフォロ-をする事も無く、ただ単に声を大にして、
不安情報ばかりを煽るのは慎みたいと思います。

まして、
「福島や東京にいるのは馬鹿だ!」と罵るのは論外です。


少なくとも私は、
ここまで、避難したくとも避難出来ない人がおられる事にも配慮して
やって来たつもりです。

今回、取り上げた人たちの声というものは、
切実であり、本当に身につまされます。

こういった方々の、声なき声を真摯に受け止めるのが
まず第一歩のような気がします。
その事を私たちは忘れていたのではないでしょうか。

幾つものメッセ-ジを拝見してて悲しくなりました。
その気持ちから再出発したいと思いました。

最近の私の記事へのコメントの中に、
とても心に残る言葉がありました。


人間力


たった3文字ですが、ものすごく重みのある言葉です。
こういうのを言霊というのでしょうか・・・


この人間力が無ければ、
本当の意味で、人の心には伝わらないのかもしれません。

人の心に伝わらないのであれば、
幾ら素晴らしい理想を描いたとしても
直ぐに壊れ去ってしまう砂上の楼閣にも等しいもの。

今日から、再出発です。