千葉県柏市でコバルト60検出の意味







モモ100%

千葉県柏市でコバルト60検出。福一の燃料棒の爆発四散が原因確実。セシウムどころか、

ウラン・プルトニウムも可能性大。国はその証左のα線を端から測定しない。

その姿勢にはやはり隠蔽を感じてしまう。 

━─━─━─━─━─ 以下転載




かなり気になる情報を入手したので紹介する。
柏、松戸、流山等東葛地区に3月21日早朝雨とともに降下した放射性物質は福島第一原発三号機
のプルサーマル燃料自体が溶けて飛散したものであることを示唆する結果だ。つまり、セシウムや
ヨウ素どころじゃなく、ウランやプルトニウムも柏、松戸、流山等に降っている可能性が高い。これら
α線核種は検出が困難なので国は調査してないのか、あるいは、検出して隠しているのか。
内部被曝したらセシウムなんか比べものにならないくらい放射線エネルギー量が莫大だぜ。

http://s.ameblo.jp/kenken4433/entry-10962617563.html

某情報掲示板を読んでいるとこんなレス(コメント)がありました。

>今日自宅の土壌を測ったら低濃縮ウラン燃料(LEU)とコバルト60(Co60)が検出されました。
602keVと792keVのCs134が別核種と重なってしまったので、Cs134は表示されていませんが、
>Cs137の2.5倍くらいCs134もあります。重なっている分602keVのTh232と792keVのLEUは量が
多くなってしまっていますが。192keVのLEUは重なりが無いので正しい数値です。

>地上15mm(10分計測):31.2keV-Cs137(1801count)、73.4keV-Th232(367count)、
192keV-LEU(436count)、602keV-Th232(1073count)、662keV-Cs137(919count)、
792keV-LEU(1051count)、1167keV-Co60(13count)、1352keV-Co60(14count)、
1455keV-K40(26count)、2597keV-Th232(2count)

このレス主は柏市在住で、どうやらγ線スペクトロメータを持っているようです。γ線スペクトロ
メータとは、放射線を学ぶ者ならだれでも憧れるγ線測定兼分析装置。放射性物質が特徴的に
放出するγ線を捕らえ、核種分析・定量を行うことができます。

GAMMA-RAD ガンマ線スペクトロメーター
http://www.toyo-medic.co.jp/keisoku/spectr/rad.html

この分析装置は非常に高価で、額は数百万。車を買うつもりで、と言う方もいますが、私には借金
しても手が出ません。

実はこれで柏周辺を測定すれば、柏の汚染原因が3号機圧力容器の中身(つまり燃料棒)である
ことがハッキリしたのですが、資金不足。これを保有する研究所はたぶん測定しても結果を公開
したくなかったのか?まだそういった詳細の結果を聞いたことがありません
(研究費を減らされる、立場が危うくなると思われ)。

このレス主もどうやら訳ありのようで、あまりプライベートなことを言わない人のようです。
私と同様、世の中の目を忍んでこっそり調査されているのでしょう。



さて、上の調査結果ではコバルトCo-60が検出されています(1167keVと1352keV)。
この核種は自然界には存在せず、原子炉内で生じるものです。

コバルト Co-60 wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%8860

この核種の特徴は1.17MeV(1167keV)と1.33MeV(1352keV)の2本のピークを作るγ線で、
これがコバルト60である証明になります(下図)。
こうした決まったγ線エネルギーが個別IDの役割をするのです。



東洋メディック株式会社様HP より

コバルト60は原子炉内で生成されるため、これが柏周辺で見つかったということは3月21日の
プルームが3号機原子炉内から生じたものであることを裏付けます。さらに、炉内から発生した
ものがこの周辺に降ったわけですから、論理的に考えてウランの検出がこの地域であり得ると
いうことになります(上のレスで言うLEU)。チェルノブイリの研究報告書では当たり前のように
ウラン238/ウラン235が報告されていますが、日本の報告書でそれを見ない、あるいはニュース
で聞かないのはなぜでしょう。

3月21日より4ヶ月経ちますが、南茨城・東京北東部には多くの水田・畑が広がります。
茨城県阿見町、つくばみらい市などはのどかな田園風景が広がる場所です。そこでいま現在、
ウランの測定はされているでしょうか。測定してウランは検出されなかった、というのであれば、
そのデータを公開して安心を堂々とアピールすればOK、そうでなければなぜ測定しないと
我々は役所に詰め寄るべきではないでしょうか。

ちなみに霞ヶ浦周辺で採れる代表的な野菜は、レンコンだそうです。



まず、騒ぐこと。
それが風評被害につながります。

そして風評被害が生じると役人が動きます。
調べてみると本当だということが明らかに。

そこから本格的な調査がはじまります。
市民側が黙ってるままではなにもしてくれない、それが役所というものです。

今回のセシウム牛がそれを雄弁に物語っているではないですか。
今頃役人たちは「バレた(テヘ)」と思ってしぶしぶ動いてることでしょう。



ネットでの監視が強化される最近ですが、まず、騒ぎましょう!公式な調査ではありませんが、
コバルト検出は大いに支持できる結果です(可能性として)。騒ぐことが世間の関心を集め、
役所による全体調査への第一歩だということは先の学校校庭での放射線全国調査と同じです。
正式な調査をさせるために騒ぐのです。

セシウムばかりに注目がいきますが、もっと問題なのはストロンチウム・ウラン・プルトニウムです。
それらは検出されていないから報道されないのではなく、検出していないからされていないのです。

γ線スペクトロメータだけでなく、多角的に南茨城・柏市周辺を調査しなければなりません
(まずはコバルト60検出を確認する必要がある)。

役人への圧力を、上は首相から、下は国民・市民からどんどんかけていきましょう。
向こうは金と利権を奪われることを嫌いますから必ず反応するはずです。

しかし、学校の線量調査のように、全体を把握し、その影響を知るまでなんと遠いことか。
この官僚主導の社会を変えることこそ、明治維新で成しえなかった日本の市民革命だと思います。



(追記7/24)

風評被害で一番つらい思いをするのは農家やその地域の住民です。しかし一番はじめにちゃんと
した調査がされていれば、今回のセシウム牛のような被害は防げたのないかと思います。

きちんとした調査を迅速にすることで、茨城のどこそこの地域は高汚染であり、その地域の野菜出荷
は厳重にしなければならない、その地域の農家には当然補償が支払われるべきであり、本来得るはず
だった収入は東京電力から出される、という具合に。

そうすれば汚染が深刻でない地域の野菜、牛肉は保護されますし、茨城の肉はダメだけれど、
栃木の肉は大丈夫だからそっちを食べよう、という話になると思います。

それがはじめの一歩で汚染を隠したものだから(さらに性質が悪いのは汚染の疑いがあるものを
速やかに全国に拡散させたこと)、余計に官僚のやり方が汚く映り、それによって今度は全国の牛肉
や野菜に嫌疑がかけられている。

それが本当に許せない。これが本当の風評被害というものではないでしょうか。

これからセシウム牛どころか、もっと深刻な事態が待っています。
福島第一の爆発も終わったわけではありません。
溶けた核燃料がどういう状態で残っているかも明らかでないのに
もう大丈夫だ、という風潮があるのはまずいことです。

少し感情が入っていまいましたが、これにて。