【重要】 田中優さんの特集記事









田中優の「持続する志」


「僕は学者でもないし評論家でもない『活動家』です。学術的に見たら怪しいとかそんなのいくらでも
あります。でもだからといって手をこまねくわけにはいかない。これ以上誰かを自殺させるわけには
いかない。良いと思うことをやってみて未来に希望が持てるようにしたい」



『原発の電力は5.9円だから電力の中で一番安い、と言われます。ですが国立国会図書館に置いて

ある、経産省に出した「原子力発電所設置許可申請書」に発電単価が載っていて、調べて平均して

みると5.9円ではなく。13.9円。実は原子力発電はものすごく高い』



もんじゅ一基で一兆円かかり電力会社は350億円儲かった。15年前に作られて試運転中に事故を

起こして止まり14年後にもう一度動かしたがまた事故を起こしてお釈迦に。周辺施設を含めて

2兆3千億円かけたが全く電気を発電しなかった。普通の会社なら潰れます



電気消費の4分の3は家庭以外の消費。またピーク時(1年8760時間のうち10時間のみ)の91%は

事業者の産業の消費だから家庭の電気料金を上げても変わり用がない。産業の電気料金の形態を

変えればただちに解決できる・田中優



『スマートグリッドに必要なもの5つ「省エネ製品、バッテリー、IT技術、自然エネルギー、電気自動車」

の最高の技術を持っているのは日本。これを伸ばせたら日本はこれらについて最も優れた国になるだろう』



『原子力発電の問題がなかったらこういう環境問題には入っていない。だから原子力発電の問題に

ついては一貫して23年間ずっと反対の立場。人に何を言われようがそんなの関係ない。

絶対譲るわけにいかないと思ってずっとやってきた』



「ただちに人体に影響がでない」の落とし穴。内部被ばくを知って!『放射能の被害は何万人に同じ量

の放射能を浴びせたら何人かが発病するという「確率的影響」。だからガンになった人にどんなに

検査しても「それは放射能のせいだった」と検証できない(田中優)』



『東京が今「計画停電」になっている理由は「火力発電も一緒に止まったから」。

火力発電が復活したら原子力発電はなくても停電しない』



「0.005ミリシーベルトは胸のX線を1回受けたのと同じ」は1時間に浴びた量。X線を24回/日、

365日毎日撮る?胸のX線との比較ならば、X線を1年間に8760回取る人と比較すべき。

1回/時に浴びるものと年中浴びるものを並べて評価すべきでない



『「二次被ばく(…放射能で被ばくされた人を連れて来ると、その人が出す放射能で被ばくする)」は

あり得ない。差別を生むからすぐさま否定を』 




『この30年間で震度5を超える地震…イギリス0、フラン ス&ドイツ0、アメリカは国土が広いが322、

日本はこんなに国土が 狭いのに3954回。日本はめちゃくちゃ地震が多い国なので原子力には向きません』 



40年前、新潟の柏崎原発の建設予定地に「活断層あり」という看板が立っていた。それを東京電力

は無視。37年後、柏崎で活断層があり地震が起こり原子力発電所が全部壊れて止まった。

放射能も漏らした。なのに彼らは「想定外だった」と。一体何が想定外なの?



「今後も原発事故が起こり得る社会」を放置するのか「3.11」をターニングポイントとして切り替えていく
のか?自然エネルギーにシフトすれば日本の中に雇用を生み出すことも、地域を活性化させることも
できる(田中優)   



50代以上の人は大して影響が出ない。子どもの遺伝子を壊すので10倍、胎児は100倍影響が出る。」 

「放射線を浴びたレベルに応じて確実に死ぬ人がでてくる。この被害は10年くらいかかって影響が出る。



『独政府の「ドイツ連邦放射線防護庁」は原子力推進派も入れて23年間徹底的に調べた。その結果

原発が動いてる地域から周囲5キロ以内の子どもたちは白血病が2倍以上増えるというデータを

ドイツ政府が公開。これが不都合だった日本はメディアに発表しなかった』 



「卵子は胎児の頃にできる。だから胎児の時に放射線を受けるのは怖い。どれだけ良い子に育てても、

放射能の影響を受けた子は親よりも先に死ぬ。こんな地獄のような社会は嫌だ」 



『独は自然エネルギーに助成した結果、自然エネで雇用が増えた人数合計62万人。ドイツは日本の

3分の2の人口だから日本に直すと93万人。それはトヨタグループ9社合計の4倍。自然エネルギー

は各地に作らなければいけないから莫大な雇用者数になる』 


『日本は石油、天然ガス、ウランを全部輸入。96%輸入。このため日本はよその国に毎年24兆円

払っている。これを国内の地域の自然エネに変えたら国内に24兆円配ることになり各地域はあっと

いう間に経済回復する。エネルギー資源に恵まれてる地方の方から復活』



『日本で言われる「自然エネルギーは高くて不安定で役に立たない子どもの玩具。こんなものに任せ

られる訳がない」は日本だけの神話。EUの新設の発電所の60%は自然エネルギー。

日本は情報鎖国。世界の中で当たり前の常識が日本だけに伝わって来ない』 



 

『日本は偏西風地帯だから、福島原発事故の放射能のほとんどは海に流れる。逆に、日本にとって

危険なのは?島根原発。島根原発なり、玄海原発なりが吹き飛んだら、西風地帯ですから放射能は

日本を横断する』




「原発に出されている助成金5,000億×50年=25兆円。原発を建てるのにかかる金額3,000億円

(推進派談)×55機=16兆5千万。つまり、現在までの原発は電力会社ではなく私たちの税金から

作られた」(田中優)


「毎年5,000億円、原発に税金が使われている。それが良くなかったんだから

『もう原発はやめよう』と言っていこう」


「『原子力賠償制度』という保険で賠償金が出される予定だったがそれをはるかに上回る被害額が

出てしまった。そのため国家が立て替え払いをせざるを得ない。その借金の代わりに『送電線』を

電力会社から取り上げよう」



『電力の送電線を公が持つようになれば、ヨーロッパ型のエネルギーデモクラシーが実現する!』

電気は発電・送電・配電に分けられる。発電と配電はどの業者がやってもいいが、公共財であるはず

の『送電線(車にとったら道路のようなもの)』は今現在、電力会社のもの。借金の代わりに送電線を

公のものにしてもらおう


「自然エネルギーの場合、雇用者数が多いにも関わらずコストが安いのが特徴なので、雇用を増や

しながら電気料金を安くしていくことが可能になる。今は、それができるかどうかのターニングポイント」 


「大きな発電所を建てて運転員が数人しかいない、という従来のやり方はコストが高い上に雇用される

人が極めて少なかった。独では自然エネルギー産業が生まれ、合計62万人の正規雇用が増えた」



「日本ではメディア(テレビ・ラジオ・新聞)は同じ資本がやっている。その最大スポンサーが電力会社
だからまともな情報が流れない。広告費は政府への借金の返済に回させて、

電力会社のメディアジャックを禁止すべき」


「広告宣伝費を調べると、東京電力は非常に大きな位置を占めている。~中略~メディアにとっての

最大スポンサーは(トヨタを抜いて)『電力』。

そのおかげで電力会社にとって不都合な情報はメディアに流れない」





3/19@岡崎市での講演会映像。


「田中優の持続する志」 


田中優動画「原発に頼らない社会へ」(2011.4.12)


田中優公式ツイッター


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田中優が代表をつとめる「天然住宅BANK」が手掛ける「仮設じゃない『復興住宅』プロジェクト」