◆ここまで散々悪戦苦闘してきた図書館本『首藤瓜於/大幽霊烏賊』(講談社)をようやく読了した。

 

 

当初の図書館貸し出し期限2週間では読み終えられなかったため、更に2週間延長。とにかく前半辺りではなかなか話が進展せず、テンポが遅くて読んでて苦痛だった。「謎が魅力的な何らかの事件」といったものがなかなか起きず、精神科の病院に赴任してきた主人公の医師の周囲で起こる「ちょっと」奇妙な出来事で前半は話が進む。この「ちょっと」という点が厄介であり、正直、あまり面白くなかった。で、「これは島田荘司や綾辻行人のような従来のミステリみたいな感じで読んではいけないのでは?」と思い、スタンスを変えて読むことにする。つまりミステリと言うよりも純粋な小説を読むつもりで取り組む感じ。こうして読み方を変えると、おやおや、この作品は意外に面白い。残り150ペ-ジくらいの辺りからは、こちらも明らかに読むペ-スが上がった。ミステリ的な要素も勿論あるのだが、その謎解き自体は「些細な」ものであり、たぶん作者は謎解きミステリをメインにしてはいないのではないか?最後のオチは最近のミステリではよくあるパタ-ンなので、特に驚きはせず。せいぜい「ふ~ん、そうなのね‥‥」的な印象に留まる。それにしても作者の幅広い教養というか膨大な知識には驚かされる。様々な資料を読みこんでこの作品を書いたのだろうが、それらが完全に自分のものになっている感じ。いや、ただ単に資料を読み込んだだけでこれだけの作品を書くのは不可能。作者は元々相当に学識や教養のある人なんだと思う。一般的には薦められないが、こういう作品が「合う」人には凄く合う‥‥といったタイプの作品。

 

◆6月2日(日)は午後から土砂降り雨。

そんな中、ここに出向きました。

 

 

 

テクニクスとランボルギ-ニとのコラボらしいが、音響製品、それもレコ-ド・プレ-ヤ-で、ス-パ-カ-・メ-カ-とのコラボですかい?

 

 

 

 

当初の予定では、その後はお茶の水&神保町界隈の中古レコ-ド屋を廻ろうと思っていたのですが、とにかく土砂降りの雨なので、それは断念。

この店でちょいと夜飲食しただけで、あとは真っ直ぐ帰りました。

 

 

◆6月3日(月)は自宅から一歩も外に出ず、完全引き籠もりで音楽鑑賞。

夕方からは雷雨になって驚いた。

一時は前日に引けを取らないレベルの土砂降りの雨。

 

↓CD

 

 

↓SACD

 

 

↓CD。ムラヴィンスキ-のショスタコ第12番は2種の録音があるが、自分的には旧盤のメロディア録音の方が好み。

 

 

↓SACD。旧EMI録音。

 

 

↓LPレコ。5月に中古で580円で購入したもの。ただ、う~ん‥‥A面で1ヵ所、音飛びするんだよな‥‥。