彼氏のいない時期、よく合コンに行っていた若かりし頃…


季節も夏で、二次会で皆で海に花火をしに行った


私はぶっちゃけ、失恋直後で


1人の男性に泣き言を聞いてもらっていた


夜風と波の音と、皆がワイワイ花火を楽しむ中


私は半泣きで彼に打ち明けた




ただ、優しくしてもらいたい時期だった


彼は少し年上で、今思えばまだまだ若者



彼の口から一言…

「ふんっ、くだらない
そんな悩みかよ…」


と捨てゼリフ





若かった私は、ムカついて、花火を楽しむ仲間の元に戻った




後で聞いた話、その彼は愛する彼女を亡くした人だった


その頃は、ピンと来なかった





だけど、今なら分かる


大切な人の姿、形が、この世から無くなる悲しみ、喪失感


別れ、という事実は同じでも、壮絶な悲しみを


彼はあの若さで経験していたのだ





幼かった二十歳の私


少しは人の痛みも、分かる様になったのだろうか…





明日は、3回目の月命日


辛い時間は、長く感じます


まだ、3ヶ月です