5月22日、袴田事件の再審が、結審を迎えたという話。
判決は、9月に出るそうです。
事件の発生から、58年。
袴田さんは、すでに、88歳。
これほど長い間、死刑囚として、自由を奪われて来た。
無罪判決が出る可能性が高いが、過ぎてしまった人生は、もう戻らない。
しかし、検察は、改めて、死刑を求刑したということ。
証拠は、ねつ造をされた可能性が高いという話もありましたが、もはや、検察は、面子にこだわっているとしか思えない。
検察、警察は、自身の、事件の「見立て」に基づいて、捜査をし、証拠を集める。
そして、かつては、「自白」が重要視され、無理矢理、自白を強要することも多かったということのよう。
そして、今、すでに、死刑が執行された事件の再審を、遺族が求めているそうですね。
それは、「飯塚事件」と呼ばれるもの。
この「飯塚事件」が起こったのは、1992年。
福岡県飯塚市で、小学生の女子児童2人が殺害された。
その事件で、久間三千年という人物が、「DNAが一致した」として逮捕され、裁判で「死刑」が言い渡される。
しかし、この「DNA鑑定」には、大きな問題があったそうですね。
また、この事件の「目撃証言」にも、大きな問題があるということ。
そして、2009年に、死刑が執行されてしまった。
もし、冤罪だったとしたら、死刑が執行されてしまえば、もはや、取り返しがつかない。
当人は、死刑が執行される時、何を思っていたのか。
何の罪もなく、国によって殺害される無念は、大きかったと思われます。
今後、この事件の再審は、行われるのかどうか。