夜勤でございます。
いつも通りのほどほど忙しい夜勤。
当たり前に過ぎる時間。
暇潰しにスマホか読書、そして仕事の記録をしています。
もったいないな。
何か有意義な時間の使い方はないものか。
そう考えるもなかなか思いつかず。
学生の時は時間を無駄にするのが嫌いで物書きやら資料集めをして鼻息をフンフン鳴らしてました。
それが一人暮らしをするようになり、娯楽を楽しむようになり。
すっかり怠けに慣れてしまいました。
気付けば30歳まで、あと僅か。
端から見れば順調な人生なのかも知れない。
だが。
今まで何一つ成し遂げた事がない。
それが時間のもったいなさを感じる原因かも知れない。
妻から時々言われる。
あなたの何か成し遂げた姿を見たい。
なるほど。
自分はまだ、ただ生きているだけに近いな、と。
成し遂げるか。
何も重大な事をしろ。と言われている訳でもないのも分かっている。
小さな事でも良いのだろう。
そして自分の中で成し遂げたい物があるのも分かっている。
俺は言い訳が多いからな。
夜の冷えてきた空気を吸うと頭は覚めるが手に汗が出てくる。
その汗が出てきた原因の感情を自分で探り、自嘲する。
もう一人の自分が俺を見たら何て言うだろう?
その言葉が分かって長い息が出る。
時間をもったいなくしてるのは俺自身で、それにさえ言い訳したらグルグル回るだけなのに。
さて時間は過ぎる。
当たり前の事だが、当たり前というのは、いつも鉄みたいに頑丈で冷たい。