今日は、木下斉先生の「まちづくりデッドライン」を手にしました
木下先生シリーズ第2弾です
【この本で印象に残った部分】
1)シャッター街の不動産オーナーは本当に困っている人ばかりではない。
シャッター街イコール、その土地のオーナーはリッチであることはよくある話。
店を閉めたからといって、その方の生活が終わったわけではない。むしろ、別の不動産などで収入を得ていたりしていることもある。店舗と自宅が一緒の場合、店舗は閉めていてもその場で生活している方もいる。
商売は終わっても生活は続いていることがある。
2)裏側にある不利が魅力に転じる
裏路地は業態だけでなく空間も面でもオリジナリティのある店舗や、隠れ家的な雰囲気のあるイン直店が集積していることが多い。
メインストリートでは不動産オーナーが価格を落とすことができず、手付かずになりやすい。
3)人口爆発が生じた終戦
第一次ベビーブームで年間250万人が生まれた。
金銭的な余裕が生まれた大量生産・消費に突入。
4)これからの「つくる」は「量の供給」とは違う
「まちづくり」から「まちのマネジメント」へ、生活を持続できるまちにつくりかえる。
5)プレイヤーのつながりを見渡す
土地や建物を所有する「不動産オーナー」、店を起業・経営して商品やサービスを提供する「商店経営者」、それらを手にいれる「消費者」の3者がいる。
6)供給者優位が終わり全て消費者の主導に
選ぶ側がますます優位になってくる。
大量生産で次々と買い替えるスタイルから、それぞれの趣味嗜好に合わせて大事に使い続けたり、モノよりも携帯端末の利用による時間消費型サービスへ転換されてきている。
7)新たな挑戦者のために安くても儲かる構造に
初期投資を限りなく少なくする。屋台や既存の建物を活用する。
8)逆算投資型により確実に黒字を出し続ける
まずは、入居者を決めてから改修工事を始める。初期段階で成功することが重要である。
【これからできること】
不動産のことをもっと知る