ドラマ「しあわせな結婚」が終了して、楽しみがなくなった。

結末を知っているので、妙な緊張を抱える事なく、安心して録画を楽しむ事ができる。


タイトルは「しあわせな結婚」だが、これは孤独な自己を認識した主人公が、家族を得る物語だ。

NHKの「ひとりで死にたい」も、結局のところ家族の物語であった。


昭和·平成の騒々しいベタな家族ドラマは、希薄な人間関係に慣れた現代では息苦しい。

しかし、人がひとり生きて行くのは、とても辛いことだ。その辺を絶妙な塩梅で心得て、構成されているドラマが心地よい。


今はそんな時代だと思う。