東京大学大学院に在籍していたのは1999年から2007年まで。

 

体調を壊して,最後の3年間は休学してしまい,

何のために在籍しているのか分からなくなってしまうなど,

どうして,もっと,院生への特権を利用しなかったのか,

と「在野」になって,つくづく思う。

 

院生の特権のひとつに「図書館の利用」権というのがある。

 

総合図書館のほか各学部の図書館の「書庫」に入る権利が与えられる。

これには感激した。なんて贅沢なこと!

これは図書館が「院生」を信用していなければできない。

 

そのほか,送料は自費だけれども,

他大学等にしか所蔵がなければ「相互貸借」という制度を利用できたし,

論文だって,所蔵を探し出してくれて,「文献複写」という制度もあった。

 

実にありがたいシステム。

 

当時と比べて,院生の図書館での特権は,変わってきているらしいけど,

使える人は使ったほうがいいと思う。

 

たまたま,いまは茨城県つくば市に住んでいて,

そこには「筑波大学」という歴史のある大学があり,

学外の一般人にも図書館の利用が認められ,

論文の複写もできるし,

手続きをふめば,本を借りることもできる。

 

それに,つくば市中央図書館の窓口を通じて,

相互貸借することもできる。

#25年前にはできなかった,と思う

 

自分のテーマに関する「専門図書館」というのがあって,

必要な文献をメールで複写依頼することもできる。

 

昔と比べて,「在野」に優しくなってきたかな。