ことばの物語
〖日常の仏教語〗
機嫌 きげん
(日常語) 愉快、不愉快の人の気分・人の安否→
「ご機嫌いかがですか」・形容動詞として使われ
いい気分であるさま→「ご機嫌だね」
仏教からで、これは仏教の戒律「身世譏嫌(きげん)
戒」に由来します。
本来は「機嫌」は「譏機」と表記され、「そしりきら
う」という意味であります。これは、僧は仏道修行
に専念するため労働を避け、人々のお布施で生
活していたため、人々に非難や嫌悪を受けること
のないようにとの戒律でありました。
例えば横柄な態度、智慧をひけらかせたりしない
こと、飲酒や匂いの強い物を飲食しないことなど
であります。
これから相手の心を察するという意味で、現在
の日常語の意味として使われるようになりました。
接待 せったい
(日常語) お客様をおもてなしすることで、飲食などを
出し振る舞うことで、信頼関係を築くための行為であ
り、感謝の現れであります。
仏教からで、修行僧に無償で施す行為をいったもの。
看病 かんびょう
(日常語) 病気や傷を負った人に対して、精神的、肉
体的なケアを行い回復を支援する行為。
仏教語からで、病気や苦しみを抱いている人々に対
して、慈しみの気持ちを持って接すること。
具体的なこととして、苦しみや病を和らげる為に僧侶
が病人のためにお経を唱えたり、仏の教えを説くこと
を言うそうです。
※「看」の意味は「見る」ですが、特に「見守る」という
意味であります。
親切に話を聞いてあげ、我がままを「よしよし」と子
供に接するようになだめてあげること、大切ですね。
親切 しんせつ
(日常語) 相手の身になってその人のために何かを
すること。・思いやりを持って人のために尽くすこと。
仏教で、親しい関係を維持し、他者に対して優しさや
思いやりを持つことで、他者の苦悩を理解し共感す
ることであります。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝説辞典ー冨山書房・井上義昌編
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
ニッポンの謎学/永岡書店
漢字の話し 上・下/藤堂明保著・朝日選書
