さて、ここまで来て色々な疑問が湧き上がるのです。

何故この時期に色々な部分が変わるのか??

話はブログのロゴの話しに少し遡る事になります。
ヘッドに金ロゴのデザインが登場したのは1931年でした。


1930年のヘッドと1931年のヘッド

そして、マーティン社がディットソン・モデルを自社のギターとしてリファインすることを決定したのも1931年でした。

その理由は“世界大恐慌”により多くの企業が倒産しその中に“ディットソン社”も含まれていたからには間違いは有りません。

当然ながらアメリカ経済は破綻した状態では有りましたがマーティン社は沢山のバックオーダーを抱えていたのも事実でした。

それ以前のマーティンのヘッドにはロゴがありませんがヘッドの裏にはメーカースタンプが存在します。

ロゴスタンプの有るヘッド

1931年に登場するスクリプトスタイルのロゴ
そこには更に大きな決断が有ったのでしょう。

それはおそらく
“OEM供給メーカーとしての終焉”
を告げる事には他ならないのでしょう。

その決断の表れがその年に試作されたD-1とD-2という機種の誕生になります。
※D-1は現在のD-18・D-2は現在のD-28

そしてそれはまだ12フレットジョイントでした。
それからマーティン社は、1932年にD-1・D-2の14フレットかに着手するのです。

折しも恐慌の真っ只中に・・・。