森友問題で大阪地裁は、亡くなった赤木さんの遺族の訴えを退けました。
裁判とは法に照らし合わせ感情が介入してはいけない。
これは絶対原則だと私は思います。
で…
今回の裁判や、それ以前の俗にいう国賠(国家賠償法)の結果を考えると、それってどうよ?って思ってしまいます。
今回の裁判は、公務員で有る佐川氏に対して、個人的に民事の責任を負わせられないとする、公務員法にのっとったものです。
まぁ法としての筋は通っているので、地裁判決は間違いでは無いのでしょう。
で…
先に近畿財務局は誤りを認め、国賠として税金を使い賠償すると確定しています。
この時の財務局…って言うか、国側の言い分ですね。
問題行動(私は罪だと思ってますが)は認める。
過ちだったとした。
で…
その問題行動は組織的な物なの?との問いに、
佐川個人が悪いと、組織的な関与を否定。
国が佐川個人が悪い!と認め、だが管理者は財務局なので国家賠償をする、ごめんなさい…
簡単に言えばこんな感じなわけだ。
で…
今回の裁判だが…
国は佐川個人が悪い!と認めた、だけど公務員だから佐川個人を責めない…
ん〜…
それぞれの法を照らすと、どちらも筋は通ってる…
でもさ…
それってちょっとおかしくね?
国家が悪いのは佐川個人だよ!って言ってるのに、国の定めた法は佐川個人は責めない…
それってどうよ?
これって極端な話、公務員って金看板持ってれば、どんな犯罪犯しても、個人は責められないって事にならない?
例えば…
公立小学校教員(公務員)が、担当クラス児童を姦淫したとする。
この問題行動に対して、該当教員は「児童の成長確認」とか意味不明な事を言い続けたとする。
常識的には[はぁ?お前何言ってんの?]って話だが、超拡大解釈としたら恐ろしく無理筋でも塵程の理屈は通ってしまうかも知れない。
教員の本分は学力だけでは無く、心や身体の成長を見守るって部分もあるからね。
だけど当然公立小学校の管理者は、教員の管理者として賠償責任を負わされる。
だが教員は公務員だから、個人責任を負えない…
そりゃぁねえだろ…って思うよね。
公務員の業務って、超超拡大解釈をすれば、大概のことに繋がってしまう。
刑務官などの解釈も繋がれば、殺人すらも理屈にかするかも知れない…
今の法律って、矛盾同士が乗っかってるから、意味不明な話になるんだよね。
せめて今回の様なケースは、個人の責任を負わせられるように法改正すべきだ。
だって他ならぬ、国家が個人が悪い!って認めてるんだから。
今回の様なケースや、組織だった行動を認めざるを得ない場合は首謀者を、個人賠償の対象としなければ同じ事を繰り返す。
もちろん真面目な公務員も多くいるのだろう、だからこそ公務員側から「こんな法律は間違っている!」と、自分たちの面子にかけて声をあげて欲しい。
そして…
やっぱり…と言いますか…
「きちんとした説明を!」と、声高々にかっこいい事言った岸田…
あんたやっぱり、この程度だよね…