スリランカでは
全ての地域で
保健所内をいくつかのエリアに分けて
「Pulic Health Midwife」
と呼ばれる地区担当助産師が
自分の担当地域の母子保健を担っています
例えば…
・妊娠中の訪問
・母親学級
・新婚夫婦への家族計画教室
・子供の予防接種
・子供の健診
・母子保健に関する統計管理
・地域女性ボランティアの見守り
・生活習慣病健診…など
比較的お仕事のーーんびりペースが多い
スリランカですが
ミッドワイフ達は結構な激務です
自分の携帯電話番号を全員に知らせ
24時間いつでも連絡が入ります
駐在所に基本住んでいるので
しょっちゅう住民が訪ねて来ます
まさに、地域密着!な素敵な仕事
日本の保健師(30年ほど前の)に
とても近いなぁといつも思っています
私の所属する保健所では
7人のミッドワイフ達が
仕事をしていて、
私は普段
彼女達と活動することが多いのですが…
スリランカの講義・教室スタイルは
「何時間でも、ただ話しつづける!」で
(資料も机もないことが多い)
(それはそういう教育を受けているからです。
考えていないとかではなく、
それが当たり前なのです。)
はじめて見た時、
妊婦さんを前に
ただ4時間話続ける姿に
(ティータイム15分はあり。笑)
驚愕しました…
そんな中、
1年間、ひたすら私の話す姿を見てきた
仲良しのミッドワイフの
最近の母親学級がだんだん変わって来ました
これまで眠っていた(もったいない!)
UNICEF提供のフリップを使う
簡単な服の作り方を
カレンダーの裏紙で教える
布おむつの方法を教える
(まだまだ、紙おむつは高額です)
おくるみの方法を教える
妊婦さん達がうとうとせずに
聞こうという姿勢で
聞いてくれています
表情もやわらかい
そして何より
ミッドワイフ自身の表情が
楽しそうですよね
こうやって
スリランカの中で使える物品で
ミッドワイフ達の負担にならない範囲で
全員が楽しく健康についての時間を過ごせる
お手伝いができることが
今の私にできること、したいこと!
忘れてはいけないのは
このフィードバックを
ミッドワイフ達にすること
1人で仕事をする彼女達は
頑張っても誰も褒めてくれません
嫉妬の文化が強いスリランカの
悲しい側面です
なので、私が思いっきりほめます
一緒に喜びます
さて、今日も行って来ます