前回
抗がん剤治療をすると便秘になる
理由とその対策についてお伝えしました
抗がん剤治療をしていると
おそらく便秘解消のお薬も
たくさん処方されることも
ありますよね
しかし!
どれがどんな効果だったの忘れた…
カタカナでわかりくい!
というお声も患者さんから
よく聞きます
そこで今回は
病院で処方される便秘薬
についてご紹介しますね
①酸化マグネシウム
(マグラックス、カマ)
腸の中に水分を引き寄せて
便を柔らかくしてくれるお薬
治療中の患者さんで
内服していない人はいないのでは?
というぐらい
私の病院ではよく処方されています
1日1〜6錠で調整して内服できます
便の硬さに合わせて
朝2錠 昼2錠 夜2錠
と同じ量で飲むこともあれば
朝1錠 昼0錠 夜2錠
など自由に調整できるので
慣れている患者さんは
自分の便の硬さに
合わせて調整しています
コップ1杯以上のたくさんのお水と
一緒に内服することで
より効果を得られます
②アローゼン
腸の動きを促すお薬
内服してから8〜10時間ほどで
効果を示します
漢方のような茶色い粉で
味が苦手という方もいれば
これじゃなきゃ出ないんだ!と
いう方もいるお薬です
1回0.5g〜1gを
1日1〜2回で内服します
③センノシド(プルゼニド)
これも腸の動きを促すお薬で
アローゼン同様
内服してから8〜10時間ほどで
効果を示します
1回1〜2錠で内服します
④ラキソベロン
錠剤もありますが
目薬みたいに水に液をポタポタ
垂らして飲むお薬
腸内細菌によって活性化され
腸の動きを促すお薬です
内服してから7〜12時間ほどで
効果を示します
1回10〜15滴で調整して
使います
よく患者さんから
「下剤飲んですぐ出ない?大丈夫?」と
聞かれますが
これらの薬は
効果が得られるまで
内服してから8時間ほどかかるので
夜寝る前に内服しても
夜中便意で何度も目が覚める
漏らしてしまう…という
ことはないのでご安心を
これらの腸を動かすお薬は
朝起きた時にスルッと出るように
夜寝る前に飲むのがオススメです
実は…便秘の薬って30年間くらい
上の4つが主流だったのですが
2012年以降
新しい薬も誕生していています!
長くなってしまうので
次のブログでご紹介しますね
また、お薬は病院によって
取扱のあるものとないものがあること
患者さん一人一人の状態によって
処方される薬も異なります
そのため
これらの薬が欲しいからといって
必ず処方されるというわけではありません。
そして、便が出ないから…と言って
指示された以上の量を
内服する方もいらっしゃいますが
過剰に飲むと
お腹が痛くなったり
下痢になったりします
必ず医師や薬剤師から
指定された量の中で
調整するようにしましょう!
お薬だけではなく
お水を飲むなど
生活の中でできることも
合わせながら
便秘を解消していきましょう
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