タイトル:好奇心が加速する ローリング765① 作成者 中馬寛泰
ジャンル:ヒューマンドラマ
時間:30分
ページ数:?
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第58話Joe邦題「グランド・ジョー」
 
          
登場人物
①障がい者人気映画ブロガー愛車Look765:マサル
②ブロガー兼秘書(マサルの) ユウ マサルに密かに恋心を抱いている。ジェンダーレス
③リョウ(28)「サガン」のオーナー、愛車キャノンデール(ロード) Cannondale/(トラック)迦陵頻伽
映画に詳しく、毎週金曜日にラジオで映画コーナーを担当している。
④ミキ(26)ユウの親友。ユウのブログの編集者兼カメラマン
⑦スチュワード(60)顔の左半面に傷を持つ謎の老人。宇宙人の手先としてボタンの装置を渡す役割を担う。 
⑧マックス(40) 変身願望を満たした男で毎回靴職人のミシンで修理をした靴を履き変身する
いつもご機嫌で外から覗いている

マサル◇Joe邦題「グランド・ジョー」ラリー・ブラウンが1991年に発表した小説「Joe」が原作か
ゲイリーの父親役のゲイリー・ポールターは俳優ではありません、実生活でもアル中のホームレスで
本物のホームレスを採用する仕上がりはどうなんだろう?

ユウ◇演技の効果があるんじゃないの

リョウ◇台詞では違いがあるように思えないけど

マサル◇社会に見捨てられた人間たちがない知恵を絞って生きていく生きざまのお話ですかね

ユウ◇同情とお節介ね

マサル◇しかしこの映画の肩書き、ニコラス・ケイジの最高傑作!と書いてあれば気になるよな

リョウ◇ストーリー展開はホームドラマ、何となく80年代初頭のニコラス・ケイジ主演のデヴィッド・リンチ監督の作品に似ている

マサル◇ニコラス・ケイジの本名も気になる、ニコラス・キム・コッポラ
父親のオーガスト・コッポラはフランシス・フォード・コッポラの兄であり映画製作の一族
付加価値満載であれば最高傑作にできる?かな(笑)

マックス◇出番まちでそわそわしている




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○yokohamaー早朝

ミキ◇おはよう、マサルさん。今日のブログのネタは決まりましたか?

マサル◇おはよう、ミキ。今日はこの映画を取り上げようと思っているんだ。『グランド・ジョー』って知ってる?

ミキ◇ああ、ニコラス・ケイジがアカデミー賞を取ったやつね。でも、それってもう30年くらい前の映画じゃない?

マサル◇そうだよ。でも、この映画は今見ても色あせない名作だと思うんだ。社会の底辺に生きる人々の苦悩と希望を描いているんだ。

ユウ◇マサルさん、それはいいとして、今日はどこに行くんですか?映画館には何か面白いのがあるんですか?

マサル◇実はね、今日は映画館には行かないんだ。今日は特別な日なんだよ。

ユウ◇特別な日?どういうことですか?

マサル◇今日は、あのスチュワードという老人に会う約束をしたんだ。彼は、宇宙人の手先として、僕にある装置を渡すと言っているんだ。

ユウ◇えっ、宇宙人の手先?装置?マサルさん、それは本当ですか?

マサル◇本当だよ。スチュワードは、僕が映画好きだと知って、僕にこの話を持ちかけてきたんだ。彼は、この装置を使えば、僕の好きな映画の世界に入れると言うんだ。

ユウ◇映画の世界に入れる?それはすごいですね。でも、それは危険じゃないですか?本当に信用できるんですか、スチュワードって人は?

マサル◇信用できると思うよ。彼は、僕に映画の話をたくさんしてくれるし、僕のことを理解してくれるんだ。彼は、僕が障がい者だということを気にしないんだ。

ユウ◇(心の中で)マサルさん、それは本当に大丈夫なんですか?スチュワードは、あなたを利用しようとしているんじゃないですか?あなたは、私のことを忘れてしまうんじゃないですか?

リョウ◇おい、マサル。今日はどこに行くんだ?映画の話を聞かせてくれよ。

マサル◇おう、リョウ。今日は映画館には行かないんだ。今日は、僕にとって人生の分岐点になるかもしれない日なんだ。

リョウ◇人生の分岐点?何を言ってるんだ、マサル。どうしたんだ?

マサル◇実はね、僕は今日、宇宙人の手先と会うんだ。彼は、僕にある装置を渡すと言っているんだ。その装置を使えば、僕は映画の世界に入れるんだ。

リョウ◇はあ?宇宙人の手先?映画の世界?マサル、お前、頭がおかしくなったのか?

マサル◇頭がおかしくなったわけじゃないよ。本当の話なんだ。スチュワードという老人が、僕にこの話を持ちかけてきたんだ。彼は、僕が映画好きだと知って、僕にこのチャンスを与えてくれるんだ。

リョウ◇スチュワード?あの、顔に傷のある怪しげな老人か?お前、あいつに騙されてるんじゃないのか?

マサル◇騙されてないよ。彼は、僕のことを信頼してくれるんだ。彼は、僕が障がい者だということを気にしないんだ。

リョウ◇(心の中で)マサル、お前は本当にバカなんだな。あいつは、お前を利用しようとしてるんだぞ。お前は、俺のことを忘れてしまうんだろうな。

マックス◇(心の中で)やっと、出番が来たぞ。今日は、あの靴職人のミシンで修理した靴を履いて、変身するんだ。あの靴を履けば、僕は何にでもなれるんだ。今日は、ニコラス・ケイジになってやる。マサルやリョウやユウやミキを驚かせてやる。そして、スチュワードの計画をぶち壊してやる。僕は、宇宙人の手先ではないんだ。僕は、自分の夢を叶えるんだ。

以下は、台本の続きの一例です。

○yokohamaー早朝

マサル◇さあ、行こうか。スチュワードは、あの橋の下で待ってるって言ってたから。

ユウ◇マサルさん、本当に行くんですか?私も一緒に行ってもいいですか?

マサル◇いいよ、ユウ。君は、僕の秘書だからね。君は、僕のことを支えてくれるんだ。

ユウ◇(心の中で)マサルさん、私はあなたの秘書だけじゃないんです。私は、あなたのことが好きなんです。私は、あなたと一緒に映画の世界に行きたいんです。

リョウ◇おい、マサル。待てよ。お前、本当にあの老人の話を信じてるのか?お前、危ないことに首を突っ込んでるんじゃないのか?

マサル◇心配しないで、リョウ。僕は、自分の目で確かめたいんだ。僕は、映画の世界に行けるかもしれないんだ。

リョウ◇(心の中で)マサル、お前は本当に頑固だな。お前、危険なことに巻き込まれるかもしれないぞ。お前は、俺の親友なんだぞ。

ミキ◇マサルさん、ユウさん、行ってらっしゃい。私は、ここでブログの準備をしておきます。マサルさんの映画の感想を楽しみにしています。

マサル◇ありがとう、ミキ。君は、僕のブログの編集者だからね。君は、僕のことを応援してくれるんだ。

ミキ◇(心の中で)マサルさん、私はあなたのブログの

 

「このドラマはフィクションです。実在の人物や団体、地名などとは関係はありません。」