そして隕石から膨大なエネルギーを持った生物が生まれた。
いかにも恐ろしげな黒光りをした怪鳥だった。
六体の怪鳥はそれぞれの場所で生まれて、
物凄いエネルギーで辺りを破壊しながら空へと飛び上がって行った。
惑星の軍用機が緊急発進して怪鳥を倒そうとするが、次々と怪鳥に撃墜されていった。
その光景を見たシーラ達は、バトルアーマーで緊急発進した。
怪鳥に近付こうとするが、あまりのランダムな攻撃を続ける怪鳥に、シーラ達はなかなか近づけない。
その時セド機が超能力で離れた場所から怪鳥の動きを押さえ込んだ。
しかし怪鳥はエネルギーの放出をやめず
辺りを破壊し攻撃を繰り返している。
ハイロン機が強大な剣を両手で構え、気のバリアを3機のバトルアーマーの周りに張り巡らした。
その時怪鳥の頭上に巨大な黒い渦のような物が出現した。
シーラ機が魔法で開いた魔界の入口だ。
セド機が怪鳥を魔界の中へと徐々に押し込んで行く。
もがく怪鳥だが既に魔界側に押し込まれている。
魔界の入口は徐々に閉じられ、そして完全に閉じた。
シーラ達は次の怪鳥の所まで移動しようとしたが、怪鳥が1体消えたためか、残りの5体は宇宙めがけて飛んで行った。
バトルアーマーは3機とも船へと戻った。
物資の補給も終えた船はまた敵の居所までの長い旅に出た。
宇宙へと飛んで行った5体の怪鳥は、宇宙で合流して飛んでいた。
暫くして宇宙を飛んでいた怪鳥めがけて、遥か彼方から巨大なエネルギーが放たれた。
怪鳥は跡形もなく消え去った