ボランティアって?
ボランティアって
皆さんは、ボランティアっていうと、
なんだ小難しくて、私にはできない事をしてそうって
思ってませんか?⇒ウィキのボランティア参照
私もそう思ってましたし、全く自分に
縁がないと思ってました。
私は、家の前で出会ったみけっことウチの隣で生まれた
その子供たちを何とかしようと捕獲して、里親募集したのが
始まりでした。
私は、ウィキにも書いてあるけど、ボランティアって
無理せず自分の出来ることをして、無償で社会に
貢献することだと思ってます。
では、肝心の猫のボランティアって、
具体的には何でしょう?
私は、TNRをし、保護をして
里親募集もするボランティア活動をしています。
野良猫への餌やり、TNR、保護、里親募集、
もちろん、里親さんになることだって、ボランティアです。
もちろん、全て出来るわけではなく、ほとんどの人は
このどれかのボランティアをすることで、社会貢献しているんです。
そして、その中でも、野良猫に関するボランティアというのは、
基本は、野良猫のTNRです。
●TはTRAP(トラップ)で捕獲。
●NはNeuter(ニューター・中性化)する。要するに避妊去勢手術です。
●RはReturn(リターン)。猫を元の場所に戻す。
この際に、野良ちゃんの耳にカットを入れます(桜の花びらに似てるので
桜猫や耳カットなどと言います)
これは、手術済みのしるしです。
「向かって、右側が耳カットしてまっせ」
それに付随して猫の保護があります。
じゃあ、何でTNRするんでしょう?
それは、2匹の未手術のオスとメスがいる場合に
「ネズミ算」をすると、一年で最大
55匹~60匹の猫が生まれて増えるからです。
ですが、生まれた子猫は、大部分が育たなかったり、カラスやイタチの
餌になったり、はたまた虐待の対象、交通事故の犠牲になり
命を落とします。
それでも、これだけの数の猫が生まれれば、相対的に
その地域の猫の数は増えて、糞尿被害などで問題になるんです。
ご飯をあげなければ、増えないんじゃないって思う人もいますよね?
でも、本当にご飯をあげなければ、ごみ漁りをするようになりますし
猫好きな人は可哀そうに思って、こっそりあげるようになるでしょう。
おまけに、立て看板に「猫にご飯をあげないで」なんて
書くと、ここなら猫にご飯をこっそりあげる人がいるんだなって
思って、心無い人が捨て猫をするようにもなります。
だからこそ、基本的には増やさない事。
そして、出来れば地域猫として町の人に見守られながら
猫嫌いの人にも納得いただき、ご飯を決められた場所、
決められた時間に貰い、そこで天寿を全うしてもらう。
そして、猫のボランティアをしている人ならば、誰でも思う
悲願である「殺処分0」を目指す事が出来ます。
何しろ、愛護センターに持ち込まれる大部分は
野良猫の子猫です。
野良猫の子供が生まれなければ、
この大部分の悲劇は起こりません。
では、具体的にもう一歩踏み込んで
TNRについて、お話ししましょう。
ここから先は、私のあくまで個人的な意見などですから
違うと思う方もご一読ください。
何十年もしている人でも、昨日、
捕獲しようと決意した人でも、やることは同じです。
重要なのは4つだけです。
命がかかっているので、厳しい書き方をしてしまいますが
ご容赦願います。
●捕獲器にご飯を仕込んで、お腹のすいた猫に
入って頂く。
捕獲器のセットの仕方、餌は何にするか、捕獲器の置く場所、時間などで
結果は大きく左右されます。
●妊娠猫、妊娠可能な猫を先に取る。
見てメスだとわかる三毛やサビ、小柄な子などを率先して捕獲します。
私は、必ず狙った猫しか捕獲しません。まあ、2匹いてどちらも取る気ならば
どちらかが入れば良しとすることもありますが・・置きっぱなしの捕獲器で
何かが入ってたなどという事は、絶対にしません。
あと、子猫を生んだとの確証のある猫は1ヶ月待ちます。
1ヶ月で離乳しますから、そしたら母猫を捕獲して子猫を保護します。
●子猫を連れてるお母さん猫が目の前にいるのなら、
必ずお母さん猫を取ってから子猫を保護。
これは、絶対にと言っても過言ではありません。
何十年ものキャリアがあるのに、これが出来ない方も多いみたいです。
下の項目に関係はありますが、安易に子猫を捕獲してしまう人もいます。
それをもし、親猫が見ていたらどうですか?
愛する子猫が捕獲器の中で鳴いてる姿を見た親は、
人間は怖い、捕獲器は恐ろしいと学んで逃げていく場合が多いのです。
その親は逃げた先で子猫を生むし、捕獲器の恐ろしさを学んでいるので
自分も入らないし、子猫にも教えます。
あと、最悪は親猫の捕獲に失敗した挙句、子猫も保護出来ず
数か月後には5匹いた子猫が交通事故や病気、虐待でなくなり
1匹だけになり、次に母猫が捕獲器に入らないで子猫を生み続け、
悲劇の連鎖を繰り返すことになります。
●入らない猫を作らないように、努力をする。
出来る限り、他の猫のいる前で捕獲しない。(一歳未満のチビッコは除く)
上の項目にも書きましたが、猫は賢い動物です。
捕獲器に入る仲間が、中で暴れる姿をみて恐怖で逃げ出します。
そして「捕獲器って怖いんだ!」と学習します。
捕獲は、自分だけがするわけではないので、
他のTNRをする人の事も考えて、出来る限り
細心の注意を払って捕獲に臨んて下さいませ<(_ _)>
重要な捕獲の仕方は以上です
捕獲というのは、非常に頭を使い
神経を使うものですし、重要な4つの項目にとらわれない
臨機応変さも必要です。
努力あるのみですし、失敗もいっぱいします。
失敗しない人間はこの世にいませんから、
同じ間違いを何回もしないようにしましょう。
少なくとも、私は何回も同じ間違いはしませんし、
その努力をし続けています。
あとは、TNRを行う地域の餌をあげてるお宅や
地域住民の理解を得るのも大切です。
地域猫の応援団を作るようにしましょう
次は、保護に関してです。
●人懐こい猫は虐待の恐れもあるので、
安全じゃない場所の場合、出来るだけ保護します。
●人なれしてない子猫は、例外もありますが、
1kg以下での保護をしています。
●事故、病気などの猫は何が何でも治療や保護します。
逆に、保護出来ない猫ってどんな猫なのか?
そりゃ、野性味が溢れててプライドが高く
アンタッチャブルな猫です(ーー;)
保護してケージに入れたら、ケージの壁に突進する・・・自傷行為、
ご飯を全く食べないとか、1週間トイレをしないとかで
生命の危機がある場合は、間違いなくアウトドア生活のほうが
幸せなのではないかと思います。
特殊な事情がない限り、最初に自分で保護と決めたら
保護してしまいます。
お陰で家庭内野良が数匹・・・(ーー;)
ブログでヘタレるし、周りにもひょえ~、無理~などと
愚痴りますが、なんだかんだ言って、保護したらお外には出しません
話は戻りますが、保護したらあとは、
可愛い写真を撮って
里親募集です
募集方法は、リンクのところにも御座いますが、
インターネットを通じて里親募集サイトへの掲載、
動物病院などへのポスターの掲載の方法があります。
まず、ご応募を頂くためには、とにかく写真です
私は写真加工は切り抜きくらいですし、
普通のオートフォーカスのカメラで細々とブログも更新して
里親募集もしてますが、それでも多くのご応募を頂けます。
可愛い写真を撮るのではなく、
「カメラの向こうから話しかけてくる」ように
撮るようにと心がけています。
応募がないと悩む方も多いと思いますが、
明るく話しかけてくるような写真を練習しましょう
つづく・・・
★里親募集に関しては、後日、加筆します
★餌やりや、野良猫の苦情の70~80%を占める
糞尿被害の解決への道については、後日、加筆します。
2016年1月24日記載。
2月8日加筆。
この先も加筆・変更の可能性あり。その場合は、加筆日を記載します